KAIZEN REPORTブログ
2014.3.20 | LPデザイン制作の改善
ランディングページは、長い方が良いか?それとも短い方が良いか?
「ランディングページは短いほうがいいんでしょうか?」それとも、「ランディングページは長いほうがいいんでしょうか?」
多くのお客様からよく聞かれる質問です。
重要なことは訪れた人に、その商品・サービスの価値を適切な順番で伝えることができるかどうかということにほかなりません。
どういう目的を達成したいのか?から伝えるべき内容が洗い出されるため、コンテンツのボリュームにランディングページの長さは自ずと比例してきます。
たとえば、ランディングページが短くなる場合は、以下のような特徴があります。
短くなりがちなランディングページの特徴
・商品の強みがシンプルでわかりやすい場合
→商品の強みがわかりやすく、かつ世間に広く知られている商品やサービスなどの場合は、商品情報や使用方法なども「既に知っているから、(伝わっているから)詳細な説明は必要ない」と思われがちなので、ページ自体にそこまで長さは必要ありません。
・無料で使える(もらえる)メリットが強い場合
→無料で利用できるようなサービスは、前提として申し込みや登録までに至るハードルが低いので、ユーザー側は細かい部分にまで注視して検討・吟味しない傾向にあります。むしろ、ユーザーが心変わりする前にコンバージョンを起こしてもらうためにも、ページの内容は短い方が良いという考え方もあります。
また、ランディングページが長くなる場合は、コンテンツを多くせざるを得ない理由などがあります。
長くなりがちなランディングページの特徴
・説明がなければ、良さが伝わりづらい商品やサービスの場合
→セミナーや情報商材などは、ユーザーの警戒を解き、安心してコンバージョンを起こしてもらえるように、安全性や根拠を示していく必要があります。また、ユーザーが抱えるさまざまな不安やニーズに対してもページ上で解決していく必要があるため、ページの分量は必然的に多くなってしまいます。
・まだ認知されてない、商品である場合
→多くのユーザーは知名度の高いものに対してブランドイメージを抱きやすいですが、初めて見る企業名や商品名に対して、警戒心を持ちやすいという性質があります。なので、商品情報を細やかに伝えるだけではく、「世間ではこれだけの評価がある」という権威付けや口コミなどのエビデンスとしての要素も一定の量をページに加える必要があり、全てを網羅的に行うとなると、ページは長くなってしまいます。
このようにケースバイケースでランディングページの長さ、つまり、必要なコンテンツ(説明)の量は異なってきます。
短いランディングページでコンバージョンをしっかりと獲得できているランディングページの例をあげますと、たとえば、以下の企業様のランディングページがあります。
事例紹介「短いケース」
ソーシャル系大人女子専門キャスティングサービスのランディングページ
タレント、俳優、モデルなど「大人女子」に特化し、1,000人以上のキャスティングコミュニティを持つ株式会社エイスリー様のランディングページです。
こちらのランディングページは3回のリニューアルを経て、次第に短く改善していきました。
ユーザーが閲覧しているコンテンツエリアが明確であるため、そこを起点に改善・運用を繰り返してきました。
初期リリースから1年数ヶ月が経過していますが、安定して高いコンバージョン率をキープされています。
事例紹介「長いケース」
トラック・重機の高価買取サービス”トラックファイブ”様のランディングページ
こちらのランディングページの場合は競合他社が多数せめぎあうトラック買取マーケットの中で、他社にはない、顧客満足を追求したサービスの魅力をひとつひとつしっかりと説明したランディングページです。
リリース直後からコンバージョン数が増大し、獲得効率の高いランディングページとなっております。
ご紹介したのはほんの一例ですが、これまで様々なパターンのランディングページ制作を担当してきたコンバージョンラボとして、長さについては明確な正解がないというのが、現時点での見解です。
しかし、ページが長くなるパターンや短くなるパターンとして考えられる上記のそれぞれの長さの特徴のように、ユーザーニーズに合わせたページの長さである必要であり、その結果として、短いランディングページにコンテンツを付加する場合もありますし、長いランディングページをより短くする場合もあります。
ユーザーのカテゴリー分けについての詳しい内容は別の記事にまとめておりますので、よろしければこちらもご参考ください。
https://conversion-labo.jp/report/lp_design/5076/
まず、ランディングページを作る前に、何を伝えたいのか、最適なコンバージョン設定ができているかどうか、そこに到達するまでの、抜け漏れやムダがないかどうかなど、見極めていくことがとても重要です。
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