LANDINGPAGE KEYWORDランディングページ用語集

ランディングページ用語集

ランディングページ
オンライン上の広告をクリック/タップした場合や自然検索やブログ/SNSなどを経由して訪れたユーザーが最初に見るWebページをランディングページと言う。そもそも「ランディング」とは「着地する」という意味で、文字通り「最初に着地したページ」を指し、リスティング広告を代表としたインターネット広告から来訪してきたユーザーに効果的に商品やサービスを宣伝する上で、重要な役割を担っている。
ナーチャリング
「養育」「養成」を意味する言葉であり、マーケティングの分野においては、すでに商品やサービスを知っている、「見込み客を顧客にする」という意味合いで主に用いられる。マーケティングにおいて、見込み客の段階では実際の購入や問い合わせにたどり着くかは確定していないため、見込み客を顧客へと養育・養成するために、商品・サービスの有益な情報であったり、お役立ち情報などを啓蒙したりする施策が用いられている。別名で「リードナーチャリング」とも呼ぼれている。
アーンドメディア
アーンドとは「獲得する」といった意味を持ち、アーンドメディアとは、webマーケティング分野において、ユーザーの信頼や評判を獲得することを目的としたSNSなどのソーシャルメディアである。ユーザー自らが共感した商品やサービスなどの情報を拡散するため、コストをかけずに多くのユーザーに情報発信することができるメリットがある。ユーザーの評価を勝ち取るためにはユーザーの興味を引くコンテンツを提供することが必要となる。
コンバージョン
コンバージョンとは、商品購入や問い合わせ、会員登録や資料請求など、WEBサイトやランディングページの来訪者の行動による成果のこと。CVともいう。
コンバージョン率
WEBサイトやランディングページを訪れたユーザーのうち、実際にコンバージョン(CV)に至ったユーザーの割合。CVRともいう。
LPO
LPOとは、LandingPageOptimizationの略で、ランディングページ最適化とも言われる。リスティング広告などのインターネット広告からランディングページに訪れたユーザーの行動による成果「コンバージョン」を分析し、より効率的に成果へ結びつけるためにランディングページを継続改善していく取り組みでもある。A/Bテストで獲得効率の良し悪しを検証する場合や対象ユーザーごとのニーズにあわせて複数ページへと最適化していく場合などマーケティング目的によって施策内容は異なってくる。このようなランディングページ最適化をサポートするためのLPOツールなどを利用することも多い。
SEO
Search Engine Optimizationの略で日本語では検索エンジン最適化と言い換えられる。Googleを始めとする検索エンジンは数多あるWebサイトの情報を収集し、データベース化しており、ユーザーが検索したい情報に対して最適なページを検索結果として上位表示するようにプログラムされている。あるキーワードで検索した際に、検索エンジンから評価を受け上位表示となるためにはHTMLマークアップの見直し、検索キーワードの選定やそのキーワードに関する有益な情報/コンテンツを記載し、更新頻度を高めることなどが施策としてあげられる。
EFO
Entry Form Optimizationの略でエントリーフォーム最適化を指す。必須項目と任意項目を明確にし、入力漏れやミスなどに対してエラーメッセージを表示したり、入力補助でユーザーの負担をいかに軽減するなど目的に行われる改善施策。例えば、住所入力の場合は、郵便番号の入力だけで都道府県や番地などを自動表示させたり、スマートフォンの場合は電話番号入力時に、数字のみの入力窓に自動変換するなど様々。ユーザーにとって、わかりやすい、利用しやすいフォームとなる設計が求められる。
バリデーション
お問い合わせページなどにある入力フォームで入力項目に沿った内容であるのか、チェックをする機能のこと。クライアントサイド、サーバーサイド両方で実装可能で、ユーザーに対して入力しやすい、またデータの整合性がとれるよう促すことができる。
A/Bテスト
異なる複数のランディングページを均等に表示させ、一定期間の集計データをもとに「どのパターンが最も効果が高いのか」を判定するためのテスト。複数ページを同時配信することにより、公開した時期やタイミングなどの影響を受けにくいことから、変更した要素の優劣について判断しやすいというメリットがある。一般的には一部の要素が異なる2つのページを比較検証することが多く、またコンバージョン率が高かった方のページの要素を取り入れ続けることで、継続的なコンバージョン率の改善へとつなげられる施策にもなる。
グロースハック
製品やサービスについて、ユーザーの体験から得られたデータを分析し、機能追加などを含めたプロダクトの改良や訴求内容などの見直しなど、継続的な改善を行っていく事ことによりマーケティングの課題を解決していく手法のこと。また、インターネットサービスやWEBマーケティングの分野において、グロースハックを専門として携わる人のことを「グロースハッカー」という。
PDCAサイクル
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(行動)という成果改善のための4つの工程を指す。LPO施策の場合に置き換えた場合、改善施策の立案(P)、改善施策を元にしたLPデザインの改修及びA/Bテストの実行(D)、分析ツールによる客観的な評価の検証(C)、検証要素を元のページに反映する(A)のように置き換えられる。
ダイレクトレスポンスマーケティング
Webサイトや広告などで発信した情報に対して、問い合わせや返信など、何らかのリアクションを起こしたユーザーに商品やサービスを販売していくマーケティング手法のこと。反応したユーザーに的を絞ることで効率的に顧客を獲得することができる。
ベンチマーク
競合調査を行った上で、他社の優れたマーケティング施策を分析し、自社サービスやLP・サイト等の改善施策を考案する際の参考とすること。ランディングページの制作・改善における競合調査を行う際のベンチマークの指標例として、デザインのトーン&マナー、メイン訴求軸、コンテンツ設計などが挙げられる。
サブスクリプション
ソフトウェアなどのサービスや製品を購入するに当たり、利用期間に応じて代金を支払う方式を採用するビジネスモデルの一つで、日本では「定額制」というワードで浸透している。例として「Adobe Creative Cloud」や「Apple Music」などがこの形式を採用している。現在では様々な業界でサブスクリプションモデルのサービスがリリースされている。
CTA
Call To Actionの略で、ランディングページに訪れたユーザーにコンバージョンという行動を起こしてもらための誘導エリア。申し込みエリアやコンバージョンエリアとも言われる。商品購入や資料請求の入力フォームへのリンクボタンなどを配置することが多い。
KPI
目標を達成できているかを図るための定量的な指標のこと。ランディングページの運用においては実際のコンバージョン率やコンバージョン件数が対象となり、目標値を達成できるか定点観測を行い、その達成度合に応じてコンテンツの改修や広告配信の変更などを行い、検証と改善を繰り返していくことが求められる。
CMS
CMSとは、contents management system(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、Webサイトの管理・更新が簡単にできるシステムのことをいう。従来、Webサイトの制作や更新には、テキストや画像の情報だけでなく、HTMLやCSSなど専門的な知識が必要なものであったが、CMSにより、専門知識はなくとも、テキストや画像などの情報のみを入れていくことで、簡単にWebサイトの製作や更新が可能になった。また、CMSの代表的なものとしてはWordPressが挙げられ、全世界のwebサイトのうち約30%が、WordPressを利用して作られている。コンバージョンラボでもランディングページに特化したクラウド型のCMSを提供している。
Googleアナリティクス
Googleが提供している無料アクセス解析ツール。該当ページに訪れたユーザーの性別/年齢別の統計データや流入経路によるCVの違い、広告の分析などランディングページのパフォーマンスをあらゆる角度から分析できる機能を備える。(ランディングページ改善(LPO)に不可欠なGoogleアナリティクス分析
カスタムキャンペーン
Google広告やヤフープロモーション広告などの検索連動型広告でのリンクURLの末尾に「?utm_source=XXX」などの文字列を追加することで、そのアクセスの流入元、広告施策、キーワード、キャンペーンなどをグーグルアナリティクスなどの解析ツールで特定を行えるようにするパラメータを指す。別名で「utmパラメータ」とも呼称される。
Google Search Console
Googleが提供しているウェブサイトに対してGoogleの検索結果における掲載順位の監視や管理、改善をするのに役立つサービスのこと。Google Search Consoleに登録せずともGoogleの検索結果にサイトが表示されるようにはなるが、登録することでサイトをいち早くクロールできるようにしたり、サイトの問題点を検出した際にアラートを受診できるようにするなどのサポートを享受することができる。
PageSpeed Insights
Googleが運営しているサービスで、ウェブサイトの実際のパフォーマンスに関するレポートをPC、モバイル端末ごとに確認することができ、速度や最適化と言った指標をもとにページの改善点を抽出することができるツールである。
プライマリディメンション
ディメンションとは分析軸を意味し、「プライマリディメンション」とはGoogleAnalyticsで使用される分析軸のことで、一つ目に設定する分析軸のことを指す。GoogleAnalyticsではサイトを分析する際に、どの視点で分析をするのか「ページ」や「ページタイトル」等の分析軸の中から設定することができ、その設定をした分析軸を元にセッション数や新規ユーザー数など個別の指標を確認することができる。
セカンダリディメンション
「プライマリディメンション」と同様、GoogleAnalyticsで使用される用語で、前者が一つ目の分析軸を表すのに対し、「セカンダリディメンション」は2つ目の分析軸のことを指す。ディメンションを2つ設定することにより、より細かな条件での指標を取り出すことが可能になり、サイトの分析を深堀することができるようになる。
Google オプティマイズ
Googleが提供しているA/BテストツールであるGoogle オプティマイズ360の無料版として提供されているツールのこと。 ソースコードにタグを貼り付けることで、手軽にA/Bテストを実装することができる。テストの手法としてはページ内の一部要素を変更し比較するA/Bテスト、異なるウェブページを比較するリダイレクトテスト、複数の要素を変更しその組み合わせの中で最適なものを見出す多変量テストがあり、複数の手法でテストを行うことができる。
ビッグワード
検索エンジンでよく検索されるキーワードのことを指す。ビッグワードは誰からも検索されることから抽象度や汎用性が高い言葉であることが傾向として挙げられる。リスティング広告運用時にビッグワードを選定した場合、表示される回数や流入数を数多く期待できるが、その分競合も多いため広告運用力とランディングページの品質によって成果が大きく左右される傾向がある。一方であまり検索されないキーワードのことをスモールワードと言い、ターゲットを絞ったスモールワードやビッグワードとスモールワードの中間に位置するミドルワードも併せて選定することでより効果的な運用を行うことができる。
クリック単価
ユーザーから広告を1回クリックされるたびに発生する費用のこと。一般的にCPC(Click Per Cost)と言われ、リスティング広告を運用する際の基本的な指標の1つで、キーワードごとに価格の相場が異なってくる。なお、キーワードに対する広告掲載は入札によって決められるため、ニーズが大きく人気があるキーワードほど高騰する傾向がある。
検索クエリ
ユーザーがブラウザ上で知りたい情報にアクセスする際に、検索窓に入力した語句のことを指す。Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携すれば、Googleアナリティクス上でサイト全体の検索クエリの傾向や各ランディングページの検索クエリの傾向を分析することができる。検索広告においてもGoogle広告の管理画面上で検索クエリを調査し、除外設定やキーワード設定の見直しに生かすこともできる。
リスティング広告
GoogleやYahoo!などの検索に連動して掲載される広告のこと。検索連動型広告や検索広告とも呼ばれる。ある特定のキーワードを検索したユーザーにのみ広告表示させることができるため、購入意欲の高いユーザーにターゲティングして広告出稿できる。インターネット広告の定番的なメニューとなっている。
コールアウト
コールアウトとは、Googleの検索広告における広告表示オプションの1つで、通常の広告文の下に簡易的な説明文、またはキャッチフレーズを入れることができる機能のこと。基本機能である見出しや説明文だけでは訴求しきれない魅力をコールアウトを利用することで補填することができる。文字制限があり半角で25文字、全角で12文字以内となっている。また広告文と同じ内容を記載すると不承認になってしまうこともある。
構造化スニペット
Google広告の広告表示オプションの1つ。予め用意されている13の見出しの中から1つを選択し、それに適合する任意の値を設定することで、商品やサービスの魅力を任意の値にあわせて補足事項を追加訴求することができる。値については最低でも3つ設定する必要があり、最初に設定したものから順に表示される。また、構造化スニペットは、各見出しによってどんな値が許可されるのか細かく審査基準が設けられているため、場合によっては審査落ちする可能性もある。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリなどのコンテンツ内で表示される広告のことを指す。配信方法は大きく分けて2つあり、1つは広告主のサイトに訪れたことのあるユーザーに対して他のサイトを閲覧している際にバナー表示させる「リマーケティング」と言う配信メニューと、もう1つは既存ユーザーと似たような行動パターンを取りながらも、まだ広告主のサイトには訪問したことがない潜在的な新規ユーザーにアプローチする「オーディエンス拡張」と言う手法がある。前者はサイト訪問者限定に配信ができるため、顕在層顧客やリピーターへのアプローチに強く、後者は潜在層を対象とするため新規獲得に強いという特長をそれぞれ持っている。
SNS広告
FacebookやtwitterなどのSNSに出稿する広告のこと。広告に対して「いいね」やコメントなど自由に反応することができ、 さらにユーザーが行ったその反応に対してもユーザーの友人など多くのSNS利用者がフィードバックできることから、 非常に高い拡散性を持つ。
インフィード広告
ニュースサイトなど、ソーシャルメディアやモバイルサイトのコンテンツの中や、SNSのタイムラインの間に表示される広告のこと。ページ内の他のコンテンツと並列で表示されるためユーザーの目に違和感なく自然に入り込むことができる。
リマーケティング
広告主のwebサイトを以前一度訪問したユーザーに再アプローチする方法、広告手段のこと。ページにリマーケティングタグを設置すると、そのページを訪れたユーザーがgoogleまたはパートナーのwebサイトを閲覧する際に広告を表示させることが出来る。もう一度ユーザーに再訪してもらいコンバージョンに繋げるのに有効。
サーチターゲティング
ユーザーがYahoo!で検索した語句を元にターゲティングを設定し、設定されたサーチキーワードで検索したユーザーに対して広告を表示する広告手段である。「ユーザーがサーチキーワードを検索した回数」や、「ユーザーが検索後、経過した日数によって配信する」といった設定が出来る。Google広告では「DSK」とも呼ばれる。
IMP
「インプ」または「インプレッション」と読む。webサイトに掲載される広告の効果を測る指標の1つ。ユーザーがサイトに訪れ、広告が表示された総回数のこと。impが多いということは宣伝効果は大きいということになる。PVと混同されやすいがPVはページが表示された総回数なので異なる。
CTR
Click Through Rateの略でクリックされた割合のこと。クリック率とも言う。計算方法は「クリックされた回数÷インプレッション数(広告の表示回数)」で求めることができる。CTRが高ければ表示された広告が効率よくクリックされているということを意味し、表示効率の指標となる。
CPC
クリック課金型広告の効果をはかる評価指標のことで、クリック1回あたりの料金のこと。クリック単価とも呼ばれる。計算方法は「広告費用÷その広告で獲得したクリック数」で求めることができる。
CPA
コンバージョン獲得1件あたりにかかった広告費用を示す値。計算方法は「広告費用÷コンバージョン数」で求めることができる。CPAが高いということは、1コンバージョンの獲得に多くの費用が掛かっているということになる。
OGP
Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)の略で、FacebookやtwitterなどSNS上でWebページの内容を伝えるために定められたプロトコルのことを指す。この設定をwebページに行うことで、SNS上でURLが共有された際に、予め設定された該当ページにまつわる画像やタイトル・説明文が表示され、ユーザーに対して、フィード上あるいはウォール上でWebページの概要を伝えることができる。また、SNSへ投稿したユーザーだけでなく、それを共有されたユーザーにも情報が拡散するため、より多くのユーザーにwebページを見てもらうことができる。
ユーザーインサイト
性別、年齢、志向、ニーズなどを理解し、対象ユーザーの視点に立って本質的な欲求を探ること。ユーザー(ペルソナ像)を明確にし、悩みや要望に対しての具体的な解決策を提示することが求められる。
アテンションヒートマップ
ウェブサイト上でユーザーがよく閲覧していたところを滞在時間から割り出し、注目度が高い箇所は赤色、低い箇所は青色などサーモグラフィーのようにユーザーにとって重要と考えられる要素を導き出す分析手法のこと。
クリックヒートマップ
ウェブサイト上でユーザーがクリックしたコンテンツをクリック回数の多い箇所は赤色、少ない箇所については青色などサーモグラフィーのようにユーザーのクリック数を可視化、図式化する分析手法のこと。
スクロール到達率
ページに来訪したユーザー全体のうち、何%のユーザーがウェブページのどの地点まで到達(スクロール)したのかを示す指標のこと。縦に長くなりがちなランディングページの場合、スクロール到達率を分析することで、ユーザーが数多く離脱している地点を数値をもとに確認・分析することもできるため、ページ内のボトルネック箇所の早期発見および最適な改善施策を導き出す手がかりにもなる。 こちらの記事でも分析方法について紹介しています。
ヒートマップツールを用いたランディングページの分析・改善のポイント
ワイヤーフレーム
WEBサイトやランディングページのコンテンツや構成などの骨組みを示した設計書のこと。一般的には、デザインを行う前工程で作られるものを指す。
ファーストビュー
訪問ユーザーがWEBサイトやランディングページで最初に見る画面のこと。WEBサイトやランディングページ全体のデザインやコンバージョン率を決定づける重要な要素でもある。(ランディングページのファーストビューデザインを集めました。
スタイルシート
構造化文章などにおいて、文章のスタイルを設定するしくみや技術のこと。HTMLなどで作成されるウェブページの場合、一般的にCSS(Cascading Style Sheets、カスケーディング・スタイル・シート)が用いられ、見栄えの制御が行われる。
Flexbox
CSS3から導入されたレイアウトモデルのこと。ある要素に指定すると、その直下の要素を横並びにすることが出来る。また直下の要素を縦並びに変更したり、中央揃えにするなどの調整が容易に可能なので、シンプルなCSSの記述でレスポンシブデザインに対応することが出来る。
Sass
「Syntactically Awesome Stylesheets」の略称であり、CSSのメタ言語である。Sassを使うことでプログラムのようにCSSを記述することができ、コーティングの効率や保守性が高まる。
cssアニメーション
要素をアニメーション(=拡大、縮小、変形)させることができるcssの機能の一つ。JavaScriptが不要なことから簡単なアニメーションであればcssのみで書くことができる。3D表現などの多彩な表現には向いていないが、アニメーションの組み合わせ次第では、cssアニメーションでも様々な表現を行うことができる。
イージング
要素が移動する時の動きの加速、減速を表す用語である。アニメーションをする要素にイージングを設定することで徐々に加速させたり、加速させてから減速させたりすることができる。適切なイージングを設定することによって、要素が自然にアニメーションしているような表現をすることができる。
SVG
Scalable Vector Graphics(スケーラブル・ベクター・グラフィックス)の略で、画像フォーマットの一種。jpegやpngがビットマップデータなのに対し、SVGはベクターデータであるのが大きな違いである。メリットとして拡大・縮小しても荒れることがないので、レスポンシブデザインや、CSS、JavaScriptを使ったアニメーションと相性が良い。
HTML5 Canvas
HTML5から追加された技術で、図形やアニメーションを描画することができる。画像や動画では表現することが難しい表現(=ユーザーがクリックした時に反応するアニメーション等)を実装することができる。
レスポンシブWebデザイン
パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスが持つ画面幅に合わせて、レイアウトを変更する技術のこと。どのデバイスであっても共通した1つのHTMLファイルを用いるため、ソースコードの管理がしやすいというメリットがある反面、見た目上シンプルなレイアウトになってしまうデメリットもある。(webサイトやランディングページにおける、レスポンシブデザインのメリット・デメリット
Bootstrap
webアプリケーションやwebサイト構築の際に使われるcssフレームワークの一つ。シンプルな記述で、ボタンやコンテンツの横並びを実装できるので、2019年現在、cssフレームワークのなかでは最も人気がある。
メディアクエリ
CSS3の新しい要素で、スクリーンやプリンタといったメディアタイプや、デバイスの縦横の長さで、適用するスタイルの範囲を決めることができる要素。
デベロッパーツール
Chromeに付属しているWeb開発者向けツールのこと。特定の箇所のHTML、CSSを確認することが可能で、バグが起きた時やコードの検証を行いたい時に使うことが多い。またJavaScriptのコードの確認やスマートフォンでの表示の確認も出来るなど様々な機能がある。Chrome以外のブラウザでも名称は異なるが同じような機能が付属されている。
リキッドレイアウト
ブラウザの表示幅に応じてコンテンツ要素を可変させるレイアウト手法のこと。ウィンドウ幅が大きくブラウザ幅を広げることができるユーザーに対しては、情報を最大限表示することができ、またウィンドウ幅が小さいユーザーの場合にはカラムを変えるなどによって、それぞれの幅にあったレイアウト配置が可能になる。
パララックス
英語で「視差」を意味し、Webデザインにおいては要素ごとに動きに差異を設けることで、奥行きがあり立体感のあるデザイン性を実現させるための手法のことをいう。一般的にスクロールイベントに対してパララックスの表現が用られ、ユーザーのスクロールの動きに合わせて視覚的な演出を施すことが多い。
アクセシビリティ
アクセスのしやすさを表す言葉で、中でもウェブアクセシビリティは、どんな利用者であっても、多種多様なデバイス・接続環境問わず、ウェブ上の情報を取得し、利用しやすい状態であることや、その施策を表す言葉である。ウェブアクセシビリティの品質を担保するガイドラインとして、ウェブ技術の標準化団体であるW3Cが制定しているものや、企業や団体が独自に策定しているものまで多種多様ではあるが、日本においてはJIS規格として制定されている規格番号JIS X 8341-3が標準とされることが多い。
WAI-ARIA
「Web Accessibility Initiative - Accessible Rich Internet Applications」の頭文字をとった略称のこと。W3C内の組織の1つであるWAIによって定められた仕様書のことで、WAI-ARIAの属性をHTMLに記述することでアクセシビリティを高めることが出来る。
UI
User Interfaceの略で、interfaceの意味である接点や境界面が表す通り、PCなど各デバイスがユーザーに与えるあらゆる情報のことを指す。画像やアイコン、テキストなど機器が発するユーザーが知り得る全ての情報を指した言葉ではあるが、各デバイスにおける操作性などについて言及する際に使われるケースが多い。
UX
User Experienceの略で、ユーザーが製品やサービスから得られる体験や経験のことを指す。デザイン性が高いや操作感に優れているなどUI面から得られる体験以外にも、サービス内に含まれる電話対応がよかったなど、そのサービス内で体感できる全ての体験や経験のことをいう。
psdデータ
Adobe Systems(アドビシステム)社のサービスである「Adobe Photoshop」で利用される画像ファイル形式で拡張子は.psdとなる。
スライス
画像編集ツールやスライスツールを使って一枚の画像データを複数に分割すること。分割した画像はWebサイト上でHTMLやCSS、JavaScriptで記述することで表示が可能になる。Webサイト制作のデザイン段階で試作したデザインを表示する際には、必要部分のみ切り出し、他の部分はソースコードで表示することでデータ量が抑えられる利点もある。
aiデータ
Adobe Systems(アドビシステム)社のサービスである「Adobe Illustrator」で利用される画像ファイル形式で拡張子は.aiとなる。
JavaScript
JavaScriptとはプロトタイプベースのオブジェクト指向スクリプト言語で、主にウェブブラウザ上で動作し、ページ内の要素に動きや効果をつける場合や、ユーザーの操作に反応して何らかの処理を返す際に使用される。
DOM
Document Object Modelの略で、HTMLやXML文章を構成している各要素をプログラムによって参照したり操作を行うための仕組みのこと。HTMLやXMLで記述されたWebページの要素に対して、配置や装飾などを定めた属性情報などを参照、制御する手法が定められており、ページ内の各要素を読み取り、内容や配置などの変更、要素の追加や削除などを行う際にはJavaScriptから参照・操作される。
jQuery
JavaScriptをより使いやすくしたJavaScriptライブラリの1つで、JavaScriptより容易で短く記述することができる。基本的にどのブラウザでも問題なく動作することもメリットである。
ハンバーガーメニュー
スマホサイトなどで用いられることが多いナビゲーションメニューに用いられるデザイン手法の一つ。メニューを閉じている際には横線が水平に3本並ぶように表されていることから、ハンバーガーのように見えるためこのように呼ばれている。
アコーディオン
クリック/タップすることでコンテンツの表示、非表示を切り替えることが出来る機能。ナビゲーションメニューや情報量の多いコンテンツの一部を格納する場合にも用いられる。特にスマートフォン向けのwebページやランディングページで用いられることが多い。
スクロールイベント
ユーザーのスクロール位置に合わせて、何らかのアクションを起こすこと。アニメーションやコンテンツのフェードインなどユーザーの目を引くコンテンツを表示させることができる。
スムーススクロール
リンクのボタンを押した際に、同ページ内の特定の位置にスクロールする動きのこと。「ページトップに戻る」のボタンに使われることが多く、ユーザーに見せたいコンテンツまで誘導したい際にも有効な手法である。
スワイプ
スマートフォンなどタッチ操作に対応している端末で行われる操作方法のひとつ。画面に触れた状態からこするように指を滑らす動作を行うことにより次ページへの遷移や画面の切り替えなどの操作を行うことができる。
php
phpとはHypertext Preprocessorの略でHTMLに埋め込むことができるスクリプト言語のこと。Web開発によく使われ動的なコンテンツを作成するのに適しており、サーバーサイドでコードを実行する。
BASIC認証
HTTPで定義される認証方法の一つで、Base64という64種類の英数字を用いたID/PASSを設定することによりWEBサイトの閲覧に特定の人のみ閲覧できるよう制限をかけることができる。簡易な認証方法であることから基本認証と呼ばれ、ウェブサイトのテスト公開などで使用されるケースがある。
クラウド
クラウドとは、クラウドコンピューティングの略でサーバーやソフトウェアをインストールすることなく、インターネットなどのネットワーク経由でデータベース、ストレージ、アプリケーション等といったITリソースを利用することのできるサービスのこと。メリットとしてユーザー側でシステム構築やメンテナンスをする必要がないことが挙げられる。
ダイナミックサービング
URLは1つながら複数の異なるHTMLを持ち、アクセスするデバイス毎に最適なHTMLを配信する手法のこと。昨今、ウェブサイトのモバイルフレンドリーが推奨となり、PC/スマホ両デバイスに対して最適なコンテンツの配信が必要となったが、その対応策として1つのHTMLで構築するレスポンシブデザインとともに候補に挙げられる。レスポンシブデザインに比べて同じソースを利用する必要がないため、デザインでの自由が高いなどのメリットがあり、各端末(PC/SP)のユーザーに特化した情報設計、デザインが実現できるが、管理する工数もレスポンシブデザインよりも多くなってしまう側面もある。
Git
プログラムのソースコードなどを変更や書き加えた履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムのこと。web開発は複数人で開発することが多いため、多くのプロジェクトで採用されている。
API
Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)の略。あるOSやアプリケーションが持っている汎用性の高い機能を外部のアプリケーションから利用できるように提供する仕組みのこと。HTTPなどWebの技術を用いて構築されたAPIをWebAPIといい、SNSデータの利用など多くのサイトでWebAPIの利用がなされている。
GitHub
GitHubはGitを利用したWebサービスのこと。Githubの特徴として、他人のソースコードを自分で変えることができる。BootstrapやNode.js等の有名なフレームワークはこのサービスを利用して、日々開発が進められている。
IPアドレス
Internet Protocol Addressの略で、パソコンなどインターネット上に接続されている機器が持つナンバーのこと。ネットワークに結びついている機器を識別するために指定された識別番号であり、おおまかにグローバルIPアドレスと固定IPアドレスに分けられる。
.htaccess
Webサーバーの挙動をディレクトリ単位で制御するためのテキストファイルで、 リダイレクトの設定やBASIC認証、ページが存在しない際の404エラーなどの制御を行うことができる。Webサイトのデータとともにサーバーにアップロードして使用する。
Cookie
Webサイトに訪れたユーザーの情報を一時的にユーザーのコンピュータに保存する仕組みやデータのこと。会員制サイトなどですでにログイン状態になっている場合、このCookieの機能が働きログインIDやパスワードが保存されているため、情報を再入力する手間が省けるようになっている。
ログ
コンピューターのデータ通信に関する記録や利用状況の履歴など、それら記録情報のことを指す。ログについても様々な種類があり、ウェブサーバーで記録されたサイトのPV数やユニークユーザー数、アクセス元の情報や日付などはアクセスログと呼ばれる。
キャッシュ
一度訪れたことのあるサイトのデータをブラウザで一時的に保存する仕組みやそのデータのこと。過去に訪れた事のあるサイトに再度アクセスした際に、すでにそのサイトのデータ(画像やCSSなど)が保存されているため、初めて訪れたときよりも高速にアクセスすることができる。
パラメータ
サーバーに情報を送るための変数のこと。WebページのURLで末尾にクエスチョンマークをつけ「変数(パラメータ)=値」といった形式で情報が送られる。パラメータにはアクティブパラメータとパッシプパラメータと2種類あり、前者はパラメータに対する値が変わることにより、ページのコンテンツが変化し、後者はページの内容は変化せずweb解析などで用いられる。
デバイスフォント
ユーザーのPCやスマートフォンなどの端末に予めインストールされているフォントのこと。WindowsやMacなどOSや個々の端末によって内臓されているフォントは異なるため、すべての端末で表示させたいフォントを統一させることは難しく、またデザイン性の高いフォントが多いとは必ずしもいえないが、画像フォントやWebフォントと異なり、フォントデータを外部から読み込む必要がないため、Webフォントや画像フォントの利用に比べ表示速度が速いというメリットがある。
Webフォント
Webサーバー上にフォントファイルを配置し、そのフォントを読み込むことで意図するフォントを表示できるようにした技術のことを Webフォントという。フォントデータを読み込むことによる表示速度の低下などデメリットも存在するが、これによりデバイスフォントでは実現が難しい、端末の差異を気にすることなくフォントを統一出来るようになったことやデザイン性の高いフォントをテキストとして配置することが可能になった。
モバイルファースト
スマートフォンからのアクセスが急増していることを受け、最初にモバイル用のWebサイトを設計し、そこから他の端末に対応させていく手法。従来のパソコン向けのサイトをスマートフォンに対応させる場合と順序が逆になる。
モバイルフレンドリー
スマートフォンからの閲覧に対応しているサイトを評価し、検索順位を引き上げるようにするGoogleによって2015年4月から実装されたアルゴリズムのこと。モバイルユーザーの増加からスマートフォンからのアクセスを重視し、文字サイズやviewportの設定など、スマートフォンに最適化されているかどうかを評価するようになっており、モバイルファーストのデザインが求められるようになっている。
SPA
Single Page Applicationの略で、単一のWebページから構成された、デスクトップアプリケーションなどネイティブアプリのようなユーザ体験を提供するWebアプリケーションまたはWebサイトに用いられる設計構造のこと。通常のウェブページ作成と比較し、実装コストが増えるなどのデメリットはあるが、 高速なページ遷移やリッチでより高度なWeb表現が可能になるといったメリットがある。
AMP
AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、Googleを中心とし推し進めているモバイル端末でのウェブサイトの表示を高速化するための技術のこと。AMPでは静的で文字中心のコンテンツ及び情報を配信することを目的とし、その機能以外は制限するといった独自の仕様を設けているため、ページの容量が小さくなり、レンダリングが高速に行われることになり、従来のウェブサイトより高速に表示することを可能にしている。
PWA
「Progress Web Apps」の略称で、モバイルサイトをネイティブアプリのように使える技術のこと。PWAが実装されたウェブページはプッシュ通知、ホーム画面にアイコン追加、オフラインでの閲覧など、ネイティブアプリの機能を持つことができ、ウェブとアプリの両方の利点を取り入れた技術である。
プラグイン
アプリやOSなどのソフトウェアの機能を拡張させるためのプラグラムのこと。プラグインを追加することによって通常では使用できない機能を使用することができるようになる。
レガシーブラウザ
古いバージョンのブラウザで、Web標準に対して準拠が不十分なブラウザのことを指す。反対として、最新のブラウザやWeb標準に準拠しているブラウザのことをモダンブラウザと言う。レガシーブラウザとモダンブラウザでは扱える技術に差異があるため、ランディングページを作成するにあたり、どのブラウザにまで対応する必要があるのか要件定義する必要がある。
コンバージョンタグ
Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告の広告側の管理画面上でコンバージョンを計測するためのタグのこと。サイト側の「サンクスページ」など目標完了ページの指定位置に設置するコードの総称。複数の広告配信を行っている場合、タグマネジメントツールなどを活用して、一元管理されるケースが多い。
オンクリックタグ
Googleアナリティクスや広告媒体側の管理画面上でランディングページ上のボタンやリンクなどのクリック数・タップ数を計測するために設置するコードのこと。スマートフォンでは電話タップなどを計測するケースで活用され、「イベントトラッキングタグ」とも呼ばれる。デメリットとして、誤タップによる発信や遷移も計測されるため、実数とは異なってしまう点もあるが、来訪ユーザーのページ内の行動傾向を掴むことができる。
フロントエンドエンジニア
制作されたデザインをブラウザ上に再現する分野を担当するエンジニアのこと。htmlやCSSやJavaScriptなどのコードを用いてブウラザ上で表示される部分の記述を担当する。
バックエンドエンジニア
ユーザーが直接目にしたり操作したりしない部分を担当するエンジニアのこと。表に見えない部分を担当するためバックエンドと表現されることが多い。プログラミングやサーバーインフラなどの整備を手がける。