KAIZEN REPORTブログ

2026.10.29 | LP運用レポート

【独自調査】美容クリニック選びでユーザーは何を見る?20〜30歳女性115名に聞いた「情報収集・比較・意思決定」の実態

【独自調査】美容クリニック選びでユーザーは何を見る?20〜30歳女性115名に聞いた「情報収集・比較・意思決定」の実態

美容クリニックのWebサイトやランディングページ(LP)には、料金、医師の経歴、症例写真など、さまざまな情報が掲載されています。では、クリニックを検討する人は、実際にどのような情報を判断材料にしているのでしょうか。

本記事は、美容クリニックのWeb・広告担当者に向けて、独自調査の結果をもとに、LPや広告で提供する情報のあり方を考察するものです。ユーザーの比較・判断を支える情報設計を通じて、クリニックの予約・問い合わせの増加を目指すことが、コンバージョンラボの支援方針です。

そこでコンバージョンラボでは、美容クリニックを検討するユーザーの情報収集・比較・意思決定の特徴を把握するため、現在または直近3年以内に特定の外科系美容医療施術を具体的に検討した20〜30歳の女性115名を対象に独自調査を実施しました。

この記事の要約

  • 施術方法の理解を前提にせず、選択肢と違いを伝える
    現在または直近3年以内に特定の外科系美容医療施術を具体的に検討した20〜30歳の女性115名が対象。70.4%が「方法の違いが分からない」または「方法を決めていない」と回答しました。
  • 具体的な比較や第一候補の決定に至っていない回答が多い
    具体的なクリニック比較まで進んでいない回答は66.1%、第一候補が現在も決まっていない回答は65.2%でした。候補として検討するための判断材料が必要だと考えます。
  • 公式サイト・LPを見た段階で第一候補を決めた回答がある
    第一候補が決まっていた40名のうち45.0%が、公式サイト・LPを見た段階で決定したと回答しました。LPには予約導線に加え、相談先を判断するための情報も必要だと考えます。
  • 費用・症例・リスクを整理し、比較・判断を支えるLPへ
    費用総額・適用条件、症例の詳細、医師の経歴、主なリスク・副作用などを整理。「認識・共感・納得・行動」の視点から、調査結果をLPの情報設計・改善に生かすポイントを考察します。

※本調査は対象を限定した調査であり、美容医療全体を代表する結果ではありません。各改善案による予約・成約への効果は、本調査では検証していません。

本記事における「美容医療」と調査対象について

本記事では、医療機関が自由診療として提供する美容目的の施術・治療を「美容医療」と表記しています。今回の調査は、その中でも特定の外科系美容医療施術を現在または直近3年以内に具体的に検討した20〜30歳の女性115名を対象としています。そのため、本調査結果は美容医療全体やすべての年代の傾向を代表するものではありません。本記事では、対象を限定した調査における情報収集・比較・意思決定行動の一例として分析しています。

今回は、

・どこで美容医療の情報を探しているのか
・どの程度クリニックを比較しているのか
・クリニック選びでは何を重視するのか
・症例や料金について、どのような情報を求めているのか
・Webサイトや広告を見て候補から外すのはどのようなケースか

といった点から、美容クリニックを検討するユーザーの情報収集・比較・意思決定の特徴を分析します。

調査結果のポイント

調査結果のポイント
調査から見えたこと 結果
「方法の違いが分からない」「方法を決めていない」 70.4%
具体的なクリニック比較まで進んでいない 66.1%
第一候補のクリニックがまだ決まっていない 65.2%
情報収集で「美容医療の比較・口コミサイト」を利用 44.3%
第一候補が決まった段階が公式サイト・LP閲覧時だった割合※ 45.0%

※すでに第一候補が決まっている40名を母数として算出。

この調査から見えた3つの特徴

1.施術方法の違いが分からない・方法を決めていない回答が約7割
本調査では、70.4%が「施術方法の違いが分からない」または「方法は決めていない」と回答しました。

2.具体的なクリニック比較や第一候補の決定に至っていない回答が多い
具体的な比較まではしていない回答は66.1%、第一候補が現在も決まっていない回答は65.2%でした。

3.公式サイト・LPを見た段階で第一候補を決めた回答がある
第一候補が決まっていた40名のうち45.0%が、公式サイト・LPを見た段階と回答しました。コンバージョンラボは、LPには予約導線に加え、候補として検討するための判断材料が必要だと考えます。

1.約7割が「方法の違いが分からない」「方法を決めていない」と回答

調査結果

検討した、または興味を持った施術方法についての回答を集計しました。

施術方法の検討状況

施術方法の検討状況

対象:115名。数値は回答者に占める割合。

※元の回答項目を2群に再分類して集計。第1群は「施術方法の違いが分からない」「方法は決めていない」、第2群は特定の方法への回答と「複数の方法を比較している」を含みます。この分類は施術方法の決定済み・未決定を区分するものではありません。丸め前の元データ集計値に基づく。

「施術方法の違いが分からない」は45.2%、「方法は決めていない」は25.2%でした。両回答群を合わせた割合は70.4%です。なお、他の回答群にも複数の方法を比較している人が含まれるため、この数値は施術方法が未決定の人全体の割合を示すものではありません。

コンバージョンラボの考察

本調査では、「方法の違いが分からない」「方法を決めていない」という回答が合わせて70.4%でした。コンバージョンラボは、この結果を踏まえ、施術方法の違いや比較の観点を理解できる情報を用意することが重要だと考えます。

LPでは「施術を理解している前提」にしない

施術方法をまだ理解していないユーザーにも伝わるよう、LPでは専門用語やメリットの説明に加え、次のような判断材料を用意することが重要だと考えます。

・どのような悩みに向いている施術なのか
・他の施術選択肢と何が異なるのか(メリット・デメリットの対比)
・どのような観点・基準で施術を選べばよいのか

2.66.1%は、まだ具体的なクリニック比較まで進んでいない

調査結果

具体的に比較したクリニック数、および第一候補のクリニックが決まった段階を尋ねました。

比較したクリニック数

比較したクリニック数
比較したクリニック数 割合
具体的な比較まではしていない 66.1%
3院 12.2%
2院 11.3%
1院 5.2%
4院以上 5.2%

対象:115名。単一回答。

第一候補が決まった段階

第一候補が決まった段階
第一候補が決まった段階 割合
現在も決まっていない 65.2%
クリニックの公式サイト・LPを見た段階 15.7%
SNSや口コミを見た段階 14.8%
情報収集を始める前から知っていた 2.6%
カウンセリング後 1.7%

対象:115名。単一回答。

比較したクリニック数では「具体的な比較まではしていない」が66.1%、第一候補の決定段階でも「現在も決まっていない」が65.2%を占めました。

コンバージョンラボの考察

美容医療を検討している段階であっても、最初から複数のクリニックを横並びで厳密に比較検討しているユーザーばかりとは限りません。まずは情報収集を通じて「そもそも比較候補に入れるべきクリニックを探している」段階の層が一定数存在すると考えられます。

3.情報収集先と候補決定の情報源

調査結果

ユーザーが情報を探した場所と、クリニック候補を決めるうえで最も影響した情報源について尋ねました。

情報収集先と候補決定への影響

対象:115名。数値は回答者に占める割合。
※「情報を探した場所」と「候補決定に最も影響した情報源」は別設問による集計です。本設問の選択肢に「クリニック公式サイト・LP」は含まれていません。公式サイト・LPを見た段階で第一候補が決まった割合は、第4章の別設問を参照してください。

情報収集先、および候補決定に最も影響した情報源のいずれにおいても、「美容医療の比較・口コミサイト」への回答割合が最も高い結果となりました。同時に、SNS、検索エンジン、広告、AI検索などへも回答が分かれています。

コンバージョンラボの考察

集計結果からは、ユーザーの情報源の選び方が一様ではないことがうかがえます。本調査は個々の回答者による媒体の併用状況や移動順序を直接示すものではありませんが、各接点においてユーザーが求める比較・判断材料を確認できるよう、発信内容の一貫性を整えることが重要だと考えます。

AI検索も情報収集や候補決定の情報源として挙げられている

スマホでAI検索している女性

調査結果

本調査の115名において、「AI検索・生成AI」は、情報を探した場所として8.7%、候補決定に最も影響した情報源として10.4%の回答がありました。いずれも今回の限定された調査対象における結果です。

※異なる設問間での回答割合であり、利用者の転換率や普及の時系列変化を示すものではありません。

コンバージョンラボの考察

AI検索・生成AIも、ユーザーとの情報接点の一つとして考慮する余地があります。公式サイトやLPでは、治療の対象、費用、医師情報、リスクなどを正確に示し、読者が内容と根拠を理解できるよう整理することが重要だと考えます。

第一候補が決まった人の87.5%が公式サイト・LPまたはSNS・口コミの段階で決定

調査結果

115名中、第一候補となるクリニックが「現在も決まっていない」と回答した人を除く、すでに候補が決まっていた40名を対象に、その決定タイミングを抽出しました。

第一候補が決まったタイミング(候補決定者ベース)

第一候補が決まったタイミング(候補決定者ベース)
第一候補が決まったタイミング 人数 構成比
公式サイト・LPを見た段階 18名 45.0%
SNSや口コミを見た段階 17名 42.5%
情報収集前から知っていた 3名 7.5%
カウンセリング後 2名 5.0%

対象:すでに第一候補が決まっていると回答した40名。単一回答。

第一候補が決まっていた回答者のうち、「公式サイト・LPを見た段階」(45.0%)と「SNSや口コミを見た段階」(42.5%)を合わせると87.5%となりました。

コンバージョンラボの考察

医師による直接のカウンセリングや診察が極めて重要なプロセスであることは前提ですが、「どのクリニックに足を運んで相談するか」という事前の候補形成は、Web上の情報接点で行われている割合が高いことがうかがえます。

したがってLPには、単に予約フォームへ誘導するUIだけでなく、相談先として検討するための情報(医師の経歴・専門性、費用内訳、アフターケアや再施術の対応条件など)を提示する役割が求められます。

「重視するポイント」と「最終的な意思決定に影響するポイント」の差異

調査結果

クリニックを選ぶ際に重視するポイントと、その中でも最終的な意思決定に影響するポイントについて尋ねました。

クリニックを選ぶ際に重視すること/最終的な意思決定に影響すること

対象:115名。複数回答。数値は回答者に占める割合。
※本集計は同一回答者に対する設問ごとの選択割合を比較したものであり、個々の検討プロセスの時間的変化を追跡したものではありません。
※設問文では「3つ選択」と指定していますが、元データには選択数が3つではない回答も含まれています。本記事では、記録された回答を変更せず集計しています。

最終的な意思決定に影響する項目では、「予約の取りやすさ・立地」が29.6%で最多でした。「価格の安さ」は20.9%、「リスク・副作用の説明」は19.1%で、いずれも「選ぶ際に重視すること」の設問における回答割合を上回りました。ただし、個人の検討段階による変化を示すものではありません。

コンバージョンラボの考察

クリニックを幅広く検討する段階と、最終的な意思決定に向き合う場面を想定した設問の回答割合を比べると、医師の経歴・専門性や施術経験に加えて、費用やリスクの説明などを判断材料として整理することが重要だと考えます。

症例情報では「症例数」に加えて「自分と近いケース」が求められている

調査結果

症例情報に関して事前に確認したい項目について尋ねました。

症例情報で確認したいこと

対象:115名。複数回答。数値は回答者に占める割合。

「症例数の多さ」(40.0%)が最多となった一方、「自分と近い体型・施術前の状態」(23.5%)や「数カ月後の経過」(20.0%)、「複数方向の写真」(17.4%)なども挙げられました。

コンバージョンラボの考察

症例情報は、治療内容や経過の一例を理解するための参考情報になります。ただし、似た状態の症例であっても、同じ結果を得られることを示すものではありません。

術前術後の写真を掲載する場合は、掲載媒体と広告可能事項の限定解除要件を確認し、治療内容、通常必要となる費用、主なリスク・副作用等を、写真と合わせて分かりやすく示します。治療期間・回数や写真の経過時点も示し、読者が条件を理解できるようにします。[1]

料金で最も確認したいのは「実際に支払う総額」

調査結果

料金に関して事前に確認したい情報について尋ねました。

料金について事前に確認したい情報

対象:115名。複数回答。数値は回答者に占める割合。
※設問文では「3つ選択」と指定していますが、元データには選択数が3つではない回答も含まれています。本記事では、記録された回答を変更せず集計しています。

料金について事前に確認したい情報では、「実際に支払う総額」が36.5%で最多、「キャンペーン価格の適用条件」は31.3%でした(対象115名、複数回答)。

コンバージョンラボの考察

価格の安さだけでなく、自分の場合の総額や適用条件を判断できる情報が必要だと考えます。LPには基本料金、追加費用、キャンペーン条件等を整理し、費用の範囲を確認できるようにします。

「安さの強調」が候補除外の要因になる可能性

調査結果

Webサイトや広告を見てクリニックを候補から外す理由について尋ねました。

サイトや広告を見てクリニックを候補から外す理由

対象:115名。単一回答。

具体的な除外理由としては、「口コミの内容が悪い・不自然」(19.1%)、「安い価格ばかり強調され、総額が分からない」(17.4%)、「リスクや副作用の説明が少ない」(11.3%)、「医師の経歴・専門性が分からない」(10.4%)などが上位となりました。

価格の安さと費用の透明性は分けて考える

調査結果

最終的な意思決定に影響する項目の「価格の安さ」は20.9%。一方、候補から外す理由の「安い価格ばかり強調され、総額が分からない」は17.4%でした。

コンバージョンラボの考察

価格の安さは判断材料になる一方、安さだけを強調して総額が分からない表現は、候補除外につながる可能性があります。総額と適用条件を確認できる説明が重要だと考えます。

※異なる設問間の集計比較であり、特定の個人における同一行動や直接の因果関係を示したものではありません。

調査結果を「認識・共感・納得・行動」の視点で整理する

調査結果を「認識・共感・納得・行動」の視点で整理する

コンバージョンラボは、ユーザーが施術内容や費用、リスクを理解し、相談先を比較・検討できることが、予約につながるLPの土台になると考えています。予約・問い合わせの増加を目指し、広告LPの情報設計を「認識→共感→納得→行動」という視点で整理しています。以下では、今回の調査結果をこの枠組みに照らし、LP制作・改善への活用例を提案します。

調査結果を「認識・共感・納得・行動」の視点で整理する
情報設計の視点 今回の調査結果 LPで検討する情報(コンバージョンラボの考察)
認識 方法の違いが分からない・方法を決めていない 70.4% 施術の選択肢と違い、比較の観点
共感 症例数の多さ 40.0%、自分と近い体型・施術前の状態 23.5% 悩みや施術前の状態が分かる症例説明
納得 総額 36.5%、キャンペーン条件 31.3%、リスク説明 19.1% 費用総額、適用条件、主なリスク・副作用、医師の経歴・専門性
行動 第一候補決定済み40名の45.0%が公式サイト・LPを見た段階で決定 相談方法、予約手順、相談時の対応方針、予約確定までの流れ

※各視点と施策の対応は、コンバージョンラボによる情報設計上の整理です。本調査は、心理段階の移行や各施策による予約・成約への効果を検証していません。また、掲載する施策や当社の支援は、予約数・問い合わせ数の増加など、特定の成果を保証するものではありません。「行動」に掲載した数値は第一候補決定済み40名が母数であり、第一候補の決定は予約・受診の実行を意味しません。その他の掲載値は各図の集計条件に従います。

LPの情報設計への活用例

以下では、調査結果とコンバージョンラボのLP制作・改善の知見を踏まえ、具体的な改善案を紹介します。情報の配置やフォーム改善などには、今回の調査で直接検証していない提案も含まれます。各医療機関の診療内容や運用、媒体ごとの掲載条件に照らして検討します。

1. 認識 ページを開いた直後に内容を理解できるようにする

広告とファーストビュー(FV)のメッセージ一致

広告で伝えた悩みや施術の内容を、LPの最初に表示される画面(ファーストビュー)でも確認できるようにします。料金の対象範囲・適用条件、診療内容、医師情報などの説明は、広告とLP、その他の情報接点で整合性を保ちます。広告に掲載できる事項・表現は媒体ごとに確認し、LPに補足説明があることだけを理由に、広告表現が許容されるとは判断しません。[1]

専門用語を前提とせず、悩みと施術の選択肢を説明する

本調査では70.4%が「方法の違いが分からない」「方法は決めていない」と回答しています。ページの冒頭では、術式名や専門用語に加え、「どのような悩みに対応する施術か」「どのような選択肢があるのか」を平易な言葉で説明します。施術内容を理解しやすくし、初期の離脱を減らすことを目指します。

来院を伴う医療サービスとして、基本情報を早めに示す

クリニック選びの重視点・最終意思決定の双方で「予約の取りやすさ・立地」が最多(33.9%/29.6%)でした。この選択肢は予約と立地をまとめているため、どちらが重視されたかは区別できませんが、ページ前半でアクセス、診療時間、予約方法を確認できる構成を提案します。また、実際に診療を担当する医師の顔写真や経歴も、相談先を検討するための情報として掲載します。

2. 共感 自分に関係する情報を見つけられるようにする

治療の体験談と客観的な症例情報を区別する

医療広告では、患者等の主観に基づく治療内容・効果に関する体験談を掲載できません。[1]ここでいう「共感」は、読者が自分に関係する情報を見つけられることを指します。症例を紹介する場合は、掲載条件を満たしたうえで、治療内容や経過などの客観的な情報を整理します。似た状態の症例であっても、同じ結果を得られることを示すものではありません。

「自分と近いケース」を探しやすくする情報設計

調査では「症例数の多さ」(40.0%)に加え、「自分と近い体型・施術前の状態」(23.5%)、「数カ月後の経過」(20.0%)が上位となりました。単に写真を並べるのではなく、年代、施術前の状態・悩み、具体的な治療内容、経過期間などを整理し、読者が「自分と近い状態からどう変化したのか」を客観的に参照できる構成を検討します。

悩みや検討状況に応じて情報を探せるようにする

施術方法をまだ決めていない人には選択肢と違いを、方法を比較している人には特徴や症例の条件を、クリニックを比較している人には医師の経歴やアフターケアの内容を示すなど、探している情報へ進める構成を検討します。ページ前半に見出しや比較の要点を示し、費用やリスク、相談方法も確認できるようにします。これは想定する検討状況に合わせた提案であり、調査で確認した行動の順序ではありません。

3. 納得 比較と判断に必要な情報を確認できるようにする

費用の透明性と内訳の明示

料金で確認したい項目として「実際に支払う総額」(36.5%)や「キャンペーン適用の条件」(31.3%)が上位であり、候補除外理由でも「総額が分からない」(17.4%)が挙げられています。基本料金だけでなく、麻酔・検査・薬などの追加費用、キャンペーンの適用条件、アフターケア費用などを整理し、総額の目安を明確に示します。

重要な情報を本文中の確認しやすい位置に掲載する

医師の経歴・専門性、費用、主なリスク・副作用、施術方法の違いなどは、読者の比較・判断に必要な重要情報です。見た目の簡潔さだけを優先して折りたたみ表示の中にまとめず、本文中の確認しやすい位置に掲載します。情報量が多い場合は見出しや要点を整理し、必要な説明を見落とさずに読める構成を検討します。

FAQ形式で具体的な疑問に答える

最終的な意思決定に影響する項目には、「リスク・副作用の説明」(19.1%)、「術後のフォロー・緊急時対応」(12.2%)、「修正・再施術への対応」(5.2%)も挙げられました。「どのようなリスクがあるのか」「術後にトラブルが生じた場合はどう対応するのか」といった疑問に、FAQ形式などで具体的に答える構成を検討します。

4. 行動 相談と予約の手続きを分かりやすく案内する

相談時の対応方針を明示する

相談前に、勧誘の有無や相談時の対応を確認したいユーザーも想定されます。フォームや相談窓口の案内の近くに、相談のみの来院が可能か、相談当日に契約する必要があるかなどを、実際の運用として確認できる範囲で記載します。相談を希望するユーザーが、対応方針を確認したうえで予約できるようにします。

予約確定までの流れと所要時間を示す

申し込み後の連絡方法、予約確定までの手順、来院当日の流れを、ステップ図などで分かりやすく示します。所要時間を記載する場合も、実際の運用に即した目安を示します。

入力の負担を減らし、状況に応じた連絡手段を用意する

スマートフォンでの閲覧を想定し、予約受付に必要な情報を確認したうえで、フォームの入力項目を整理します。また、Web予約に加え、電話など、医療機関が実際に対応できる連絡手段を案内します。ユーザーが必要な情報を確認し、自分の状況に合う方法で相談・予約できる構成を目指します。

まとめ:美容クリニックのLPは「魅力を伝える」だけでなく「判断できる」ページへ

美容クリニックLPイメージ

本調査の対象者では、施術方法や第一候補のクリニックを決めきれていないという回答が多く見られました。また、情報収集先や候補決定に関する回答は複数の媒体に分かれました。ただし、これらは特定の外科系美容医療施術を検討した20〜30歳の女性115名における結果であり、美容医療全体の傾向や個人の媒体移動を示すものではありません。

コンバージョンラボは、こうした結果を踏まえ、LPを単に「当院の強みを一方的にアピールする場」とするのではなく、ユーザー自身が比較・検討し、次の一歩を判断するための情報源として設計することが重要だと考えます。

・どのような施術の選択肢があり、医師に何を確認すべきか
・医師の経歴や診療体制など、相談先を比較する情報が確認できるか
・自分と似た状態の症例や経過が確認できるか
・最終的に支払う費用の総額や条件は明確か
・どのようなリスクや副作用が存在し、どう対処されるのか

これらの問いに対する情報を分かりやすく提示し、相談するかどうかを判断できる構成を整えます。そのうえで、相談を希望するユーザーが予約手続きを進められるようにすることを、コンバージョンラボは予約・問い合わせの増加に向けた支援方針としています。

よくある質問(FAQ)

Q1 美容クリニックを選ぶ際に何が重視されていますか?

今回の限定された115名の調査では、「予約の取りやすさ・立地」33.9%、「仕上がりの自然さ」24.3%、「医師/クリニックの施術経験・症例数」22.6%などが挙げられました。最終的な意思決定に影響する項目を尋ねた別設問では、「予約の取りやすさ・立地」29.6%、「価格の安さ」20.9%、「リスク・副作用の説明」19.1%などが挙げられました。特定の外科系美容医療施術を検討した人への調査であり、美容医療全体を代表する結果ではありません。

Q2 美容医療では価格を安く見せた方が効果的ですか?

本調査は、価格の見せ方による広告効果を検証していません。「価格の安さ」は意思決定への影響として20.9%の回答がある一方、「安い価格ばかり強調され、総額が分からない」は候補除外理由として17.4%でした。コンバージョンラボは、価格とともに総額や適用条件を伝えることが重要だと考えます。

Q3 美容クリニックのLPにはどのような情報が必要ですか?

コンバージョンラボは、本調査を踏まえ、施術の選択肢と違い、医師の経歴・専門性、症例の条件、費用総額、主なリスク・副作用、相談方法などを整理することが重要だと考えます。こうした情報と予約までの導線を整え、ユーザーの比較・判断を支えるとともに、予約・問い合わせの増加を目指します。これはLPの情報設計に関する提案であり、施術の医学的評価ではありません。各情報の掲載にあたっては媒体ごとの掲載条件を確認してください。施策の効果に関する注記は「調査結果を『認識・共感・納得・行動』の視点で整理する」の表の直下に記載しています。

Q4 AI検索は美容医療の情報収集にも使われていますか?

今回の115名の調査では、「AI検索・生成AI」を情報を探した場所として選んだ回答は8.7%、候補決定に最も影響した情報源として選んだ回答は10.4%でした。異なる設問の回答であり、差からAI検索の効果や利用の増加は判断できません。今回の調査対象に限った結果です。

自由診療クリニックのLP制作について、さらに詳しく知りたい方へ

治療内容ごとのユーザーニーズ、オンライン型・来院型による違い、料金・医師・リスクなどの情報設計、構成やデザインのポイントを、別の記事でも紹介しています。今回の調査結果を実際のLP制作にどう生かすかを検討する際に、あわせてご覧ください。

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コンバージョンラボでは、これまでのLP制作・改善の知見をもとに、ユーザーの検討プロセスを踏まえたLP制作・LPOを支援しています。必要な情報と予約までの導線を整え、予約・問い合わせの増加を目指します。「アクセスはあるものの予約につながらない」「競合と似た訴求になってしまっている」「何を優先して改善すべきか分からない」といった課題がございましたら、お気軽にご相談ください。

調査概要

調査名:美容クリニック選びにおける意識調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:現在または直近3年以内に特定の外科系美容医療施術を具体的に検討した20〜30歳の女性
有効回答数:115名
調査期間:2026年9月7日〜2026年9月8日
調査主体:株式会社ポストスケイプ
調査実施会社:株式会社メンバーズ「ポップインサイト」

集計と解釈について

複数回答式の設問では、回答者115名を母数として回答率を算出しています。第一候補が決まったタイミングの再集計は、第一候補決定済みの40名が母数です。各図表の対象・回答形式をご確認ください。

構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。本調査は特定の美容医療施術を検討したユーザーが対象であり、美容医療利用者全体の傾向を示すものではありません。

「3つ選択」と指定した設問の中には、元データに選択数が3つではない回答を含むものがあります。該当箇所に注記し、記録された回答は変更せずに集計しています。

情報源や検討状況に関する考察は、設問別の集計結果に基づいています。個々の回答者の行動経路や、検討の進行に伴う時系列の変化を直接測定したものではありません。

記事の監修・著者情報

執筆: コンバージョンラボ編集部
監修: 近藤 悦彦(株式会社ポストスケイプ 代表取締役)

コンバージョンラボは、株式会社ポストスケイプが運営するLP制作・LPO・CVR改善支援の専門サービスです。LP制作・改善支援で累計600案件以上の実績を持ち、自社開発のインハウスLPO支援ツール『CVX』の提供や専門書籍の執筆などを通じて、企業のCVR改善とインハウス運用の定着を支援しています。

本記事は、美容医療施術の医学的な有効性・安全性を評価するものではありません。美容医療を検討するユーザーの情報収集・比較・意思決定行動を、マーケティングおよびLP制作・LPOの観点から分析したものです。本記事に医学的な監修は付していません。

医療広告に関する参照資料

[1]厚生労働省「医療広告等ガイドライン」令和8年3月30日最終改正。体験談・術前術後写真等の取扱い、広告可能事項の限定解除要件を参照。