KAIZEN REPORTブログ

2013.2.6 | フォームの改善

決済カートはCVR(LPのコンバージョン率)の向上において有効か?

チャイルドシートのランディングページについてのレポート2です。

今回は、ランディングページ運用を行ったテストの結果「成果に変化がなかった」というケースをまとめました。

 

 

 

オリジナルチャイルドシート販売ランディングページ事例その2

 

 

通常、ネットで商品を販売する際、通常はクレジット決済(決済カート)を導入すると思います。
「ネットショッピングはクレジットカードで」というのは、わりと常識だと思いますが、 チャイルドシートのランディングページでは、当初カートを実装しませんでした。

 

 

決済画像

 

 

理由としては、
●知らないブランドの商品を購入する抵抗感をなくすこと(コンバージョン率-CVR-の向上)
→カードの情報を預けることに対して、抵抗感のある方も多いです。

 

●カードの手数料を抑える代わりに、購入特典を付加すること(顧客還元)
→カードの手数料は案外バカになりません。
を考慮したためです。

 

 

フォームにした理由

 

 

なので、立ち上げの際は、CGIのフォームを構築し、支払い方法も銀行振込と代引きのみでスタートしました。結果的には1ヵ月で100台を超える購入があり、CVRも当初の最低目標である1%以上を獲得することができました。

 

 

その後、販売台数も増え、回収リスクの回避や一層のCVR(=コンバージョン率)向上を目指してカートを構築しましたが、 コンバージョン率に変化はありませんでした。

 

 

決済画像

 

 

確かに何かを購入する時を想定してみると、 「欲しいけど、カードで買えないから買わない」というケースは稀(※)だと思います。
※想定されるケース…現金不足で困っている / カードのポイントを熱心に溜めている / 生活で使うお金は全てカード決済にしている etc

 

 

「代引きでも購入されていたであろうお客様が、カード決済を選択しているに過ぎないのではないか?」というのが今回のランディングページを運用してみての見解です。

 

 

簡易的なフォームだけでも、ネット販売は充分成立します。
もちろん、立派なサイトでなくても、ランディングページだけでも充分に販売可能です。

 

 

 

結論

 

 

ネット販売において、カード決済は「ないと成立しないもの」ではない。

簡易的なフォームだけでも、ランディングページ上で販売は成立する。

※本レポートに記載している見解は、あくまで実際の運用経験の中で得た結果・見解です。不変の法則や絶対的な成果を保証するものではありません。 また、当社の見解や考えも、活動の中で変わる可能性がありますのでご注意ください。