KAIZEN REPORTブログ
2021.1.28 | LPデザイン制作の改善
【CVX活用講座Vol.13】新入社員がCVXを活用してランディングページ改善に挑戦〜競合調査編〜
ランディングページの制作・改善運用を専門とするコンバージョンラボが開発・提供するLPOクリエイティブツール「CVX(シー・ブイ・エックス)」。
デザイン・コーディングの専門知識がなくても簡単操作でLPの作成から公開、改善運用までLPにまつわるすべての作業をスピーディに一貫してインハウスで行うことができるサービスです。
前回のCVX活用講座の記事では、CVXで作成・運用しているランディングページを、「計測ツールを用いたデータ分析」に基づいて改善する方法をご紹介しました。
▼【CVX活用講座Vol.12】新入社員がCVXを活用してランディングページの改修に挑戦〜分析・改善編〜
データ分析に基づいた改修は客観的な数値情報をもとに行われるため、ボトルネックの発掘に非常に役立ちますが、検証母数が不足している場合など、データがないと課題が見えづらいこともあります。
また、計測ツールが実装されていることが前提となるため、そもそもツールが導入されていない場合には、分析できるデータが存在しません。
今回のCVX活用講座では、そのような改修にあたっての客観的な数値データが不足した状態でも、ページの改修を実施できる「競合ランディングページ分析」に基づいた改善方法をご紹介します。
なお、今回も新入社員である私がすべて1人で実施していますため、LP運用のご経験がなくても、すぐに実践いただける内容になっているかと思います。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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目次
1:競合ページ分析とは?その有用性について
2:競合ページ分析の実践
競合調査におけるポイント
1)ランディングページの入り口を把握する
2)情報を分析する
3)施策の方向性を決定する
3:CVXを使用したページ改善(操作のご紹介)
改善案1
改善案2
4:まとめ
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競合ページ分析の実践
まず、競合ページ分析そのものについてご説明させていただきます。
競合ページ分析とはその名の通り、「ユーザーが商品/サービスを検討する際に比較対象となり得る競合ページを分析する」ことを指します。
ユーザーのネットリテラシーが年々高くなっている昨今、競合が多いマーケットにおいては、ユーザーが意思決定を行うまでに複数の商品を比較するケースが多くなっています。
その際に、ランディングページは比較材料となりやすく、いかに商品/サービスが優れていても、ランディングページ上でその魅力が伝わらなければ、必然的に競合商品にユーザーが流れていってしまいます。
そのため、「競合ページと比較しても見劣りしない」「競合商品/サービスよりも魅力的に見える」ということとは一つの重要な指標になります。
そこで有用なのが「競合ページ分析」です。
競合ページを徹底的に分析し、情報量や情報要素の差を客観的に抽出することで、自社のランディングページのマーケット内での立ち位置を明確化し、改善の方向性を導くことができるようになります。
さらに、競合ページ分析のメリットの1つとして、計測ツールなどの導入を必要としない点があります。
競合となり得るページが分析対象となるため、その競合ページが存在さえしていれば、データ蓄積などの事前準備は不要で、すぐに分析に着手することができます。(もちろん、競合ページ分析用のツールがあればベターですが)
実際の手順や考え方の詳細については以下の過去記事にて紹介しておりますので、よろしければこちらもご参考くださいませ。
https://conversion-labo.jp/report/lp_design/7790/
競合ページ分析の実践
それでは、実際に競合ページの分析を以下の手順で行っていきたいと思います。
<競合調査におけるポイント>
1:ランディングページの入り口を把握する
2:情報を分析する
3:施策の方向性を決定する
1.ランディングページの入り口を把握する
まず競合調査で最初に行うのは、ユーザーがどのようにページに流入しているのかを把握することです。
検索・SNS・バナーなど、広告手法のバリエーションが増えており、その手法によって、流入するユーザーの質やマインドが異なります。
例)検索広告で流入するユーザーはニーズが顕在化しているが、バナー広告はニーズが潜在化しやすい など
今回の改善対象のLP(後述)では、検索広告による流入がメインとなっているため、「検索広告で流入したユーザーから見たマーケット状況」を把握する必要があります。
そのための方法として、実際にユーザーがどのようなキーワードで検索を行っているのかを把握することで、実際の検索エンジン上でどのような競合が比較対象となり得るのかを追体験することができます。
今回は具体例として、弊社で実際にCVXを使用して作成・運用している「CVXのサービス紹介ページ」のコンテンツ改善を行っていきたいと思います。
まずは、Google広告のキーワードプランナーを使用して調査したところ、「LP制作 ツール」が検索ボリュームとして多く見受けられたため、この検索キーワードを調査対象として設定しました。
2.情報を分析する
検索キーワードが決定したら、実際に該当キーワードで検索を行い、競合ランディングページの情報を収集していきます。
ここでは、競合となりえるランディングページを漏れなくリストアップし、自社のサービスや商品が、ユーザーから見て、どのような立ち位置であるのか把握を行なっていきます。
そして、競合ランディングページをリストアップする際はただ漠然とページを眺めるのではなく、「ターゲット」「訴求軸」「価格面」といった自社と競合とを比較して優れているところや逆に不足している情報を表にまとめるなど、全体像をつかみ、より明確な状況理解につなげていくことが大切になってきます。
3.施策の方向性を決定する
競合ページの調査分析を行った結果、競合ページの多くは操作の手軽さ、制作から公開までのスピード感、制作におけるサポートの充実さといった、主に「操作性やサポート面」に関する強みの訴求が多い傾向にあることがわかりました。
そのため、この点で見劣りしないように、操作性やサポート面に関する情報をしっかり網羅しておく必要があると思われます。
その一方で、「成果を出すためのツール」としての情報を打ち出しているページは少ないことがわかりました。
そこで、CVXの強みである「コンバージョン獲得の実証済みテンプレートが豊富に用意されている」点を訴求することで、競合との差別化が期待できると考えました。
そのため、上記の調査結果から導き出した改善の方向性として、以下の2軸が必要であると考えました。
1)「操作性やサポート面」に関する情報追加
2)「成果を出すためのツール」としての訴求追加
この2軸の改善を実現するための具体策として、今回は以下の2つの改善施策を考えました。
「改善案1)LP制作におけるサポート要素を新たに追加」「改善案2)コンバージョン獲得のプロが開発したツール要素を新たに追加」の2つです。
一つずつ見ていきたいと思います。
改善案1)LP制作におけるサポート要素を新たに追加
現状のページは、競合ページと比較すると「制作におけるサポート」という面で訴求力が足りていないため、情報設計、デザイン、コーディングの豊富な経験を持つ専門家がLP制作をバックアップする、という強みをより打ち出すための改善案となります。
改善案2)コンバージョン獲得のプロが開発したツール要素を新たに追加
競合が訴求していない「テンプレートの質の高さ」という強みをより大きく打ち出すため、「コンバージョン獲得の成果が出ているLPを踏襲したテンプレート」というCVX独自の強みを活かし、テンプレートの質に対する訴求を行う新規セクションを追加する改善案となります。
CVXを使用したページ改善(操作のご紹介)
それでは実際にCVXを使用して、改善が必要な箇所を改修してみようと思います。
まずは、管理画面から編集を行うページの「デザイン編集」を選択し、操作画面に遷移します。
操作画面内で編集を行いたいコンテンツまで遷移しカーソルを合わせると、右上部にツールバーが出現します。
改善案1)LP制作におけるサポート要素を新たに追加
追加したいセクションの直前のセクションにカーソルを合わせ、ツールバーから「+」ボタンを選択します。
テンプレート一覧の中から追加したいセクション(今回は「共通パーツ」から選択しました)をクリックすると「セクションを追加します」となり、確認画面が表示されますのでOKをクリックします。
そうすると、先ほどのセクション直下に新規で追加したセクションが表示され、追加操作に関しては完了となります。
ここからはテキストを基本的な操作に従って編集していきます。
編集したいテキストにカーソルを合わせてクリックすると、緑色のバーが出てくるので、編集したい内容に合わせて選択をします。
ここで私が使用したのは①フォントカラー②配置(中央)③ボールドになります。
※操作方法について分からないときは青枠の「基本的な操作方法について」をクリックすると動画などで簡単に、操作方法について知ることもできます。
https://lpo.conversion-x.jp/support
最後にテキスト内容を変更し、セクションの完成です。
改善案2)コンバージョン獲得のプロが開発したツール要素を新たに追加
改善案1と同様に追加したいセクションの直前のセクションにカーソルを合わせ、セクションを追加します。
改善案1と同様にテキストを編集後、今回は画像の差し替えを行なっていきます。
まず変更したい画像をクリックすると画像編集画面に移りますので、右上の新規アップロードから画像をアップロードします。
この編集画面では画像の差し替えや編集、リンクの設定、任意のaltタグを挿入することが可能です。
今回はアップロードした画像を100×100サイズにしたいので、右下にあるリサイズボタンで編集し、サイズを変更し決定ボタンを押して保存します。
そして同じようにアップデートした画像のリサイズを行い、それぞれ画像を選択し差し替えます。
ただし、元の画像と違うサイズの画像を選択する際には「元の画像と同じサイズのものだけ表示」のチェックを外さないと編集した画像が表示されないので注意が必要です。
また、改善案2では文字色やサイズの変更に加えて要素の配置移動、背景の画像も差し変えました。
<移動操作>
動かしたい要素にカーソルを合わせクリックすると移動や削除、複製を行うことができます。
<背景の差し替え>
背景の要素にカーソルを合わせて青い枠がでてきたらクリックを押すと、先ほどの画像編集画面に移りますので同様の作業で差し替えたい画像を選択します。
最後に完成したセクションはこちらになります。
改修前後で比較してみると、改修を行うことでページ上部の時点で競合調査の中で不足していた情報の補填と他社との差別化訴求ができ、流入してきたユーザーに対して早い段階での情報啓蒙が期待できるかと思います。
また、このコンテンツの編集自体もテキストや素材の用意があればパワーポイントのように簡単に操作を行え、時間としても30分もかからずに作成することができました。
まとめ
今回は、「ランディングページの改善・制作業務に取り組み始めて日の浅い新入社員である私が、CVXを活用してランディングページを改修する」というコンセプトで実際に改修を行いましたが、操作感としてもCVX操作未経験の私でも基本的な説明を見るだけで簡単にランディングページの改修ができました。
専門的知識がなく不安に思っている方や、より効率的にページ運用をお考えの方は、無料トライアルも実施しておりますのでまずはお気軽にお問い合わせください。
また、過去の「CVX活用ブログ」記事でも制作や改善についてご紹介しておりますので、よろしければこちらあわせてご参照ください。
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