KAIZEN REPORTブログ
2014.6.13 | LPデザイン制作の改善
ランディングページとオフィシャルサイトの上手な使い分け
新商品や新サービスなどを開発した際には、オフィシャルサイトやサービスサイトなどの新たな構築が必要になります。
サイトとランディングページの違いとは?
複数ページあるWebサイトの利用目的は多岐にわたり、自社のサービスや商材についてをユーザーに認知させる目的や、企業や商品のコンセプトやイメージを打ち出すためなど、様々な用途で利用されます。また、サイトは通常複数のページで構成されており、情報を集約したトップページを起点に、下層になる様々なページに遷移させる構成となっています。
一方で、ランディングページの利用目的は、リスティング広告などに代表されるインターネット広告から来訪してきたユーザーに、様々な訴求を行い、商品購入や資料請求といったコンバージョンの獲得が目的となります。ランディングページは広告の着地先となるページなので、Webサイトのようにフォーム以外の別ページに遷移させることは好ましくなく、1ページ完結型の構成が主体であり、見せたい情報を絞って伝える広告ページとしての役割を担っています。
サイトとランディングページの違いについての詳しい内容は別の記事にまとめておりますので、よろしければこちらもご参考ください。
WEBサイトデザインとランディングページデザインの違いを考える
https://conversion-labo.jp/report/lp_design/4685/
ちなみに、ある程度のページ数が必要なWebサイトにおいては、構築にあたって、様々な社内の調整が必要であったり、ボリューム面からもサイトを設計・改修・構築する上で非常に時間がかかるケースが多いと思います。
場合によっては、着手の方法が見えず、サイトを作ること自体を断念してしまうケースもありえます。そうこうするうちに、せっかくの新商品や新サービスの販売機会を逸してしまいます。
新商品や新サービスの告知に限らず、何かと規模感のあるオフィシャルサイトやサービスサイトの改修や構築作業には、関わる人も比例して増えるため、自然に時間もコストも想定以上にかかってしまいます。
サイトごとに役割を変える
そこで、サイトごとに役割をうまく変えながら、構築や改修のしやすい衛星的なサイトとして、ランディングページをうまく活用することが事業の推進スピードをゆるめず、機会損失をしないための一つの方法になると考えています。
ランディングページであれば、オフィシャルサイトやサービスサイトなどのページボリュームの多いサイトの構築に比べて、スピーディーにつくることができ、かつ、改修もしやすいという特徴があります。
また、商品別やサービス別、あるいはターゲット別に新規のランディングページを複数に展開していくこともスピーディーに実現できるのが特徴です。
特に、自社の商品やサービスで、“もしかしたら、こうかもしれない”という仮説をいくつか持たれている経営者様やマーケティングご担当者様などは、仮説をスピーディーに形にするマーケティングツールとしてランディングページは、非常に有効です。
オフィシャルサイトやサービスサイトをユーザーへの理解促進ツールとして活用し、ランディングページは衛星的に興味喚起を促す広告ツールとして、上手に使い分けていくことが、ビジネスの速度を速めながら、PDCAをうまく回していくためのWebマーケティングの肝になると思います。
ですから、まずはオフィシャルサイトやサービスサイトの構築・改修が必要だとなる前に、ビジネスやマーケティングの計画そのもののから俯瞰的にマーケティングを捉え、大掛かりなサイトの構築・改修前に、より小さく試せる、または、商品・サービスごとにフレキシブルなプロモーション展開が可能な方法として、ランディングページを視野に入れていただくのも良いかと思います。
コンシューマー向けの消費財やサービスを扱う企業では、すでに多くの企業で実践されています。
そうした企業からのご依頼としては、既にたくさんのランディングページを構築・運用してきた中で、これまでにない切り口や見せ方、表現方法を用いたランディングページを構築したいというご依頼をコンバージョンラボでは、多数いただいております。
また、一方でランディングページを全く作ったことがない対法人向けのサービスをご提供される企業から、依頼を受けることも多くあります。
一般消費財を扱う企業に比べて、ランディングページに馴染みがないケースが多いのですが、最近では、そうした法人向けサービスを行なう企業からの依頼も業種や規模を問わず、増えてきています。
ランディングページの有効性と様々な役割
一度、ランディングページの有効性や効果を実感して頂くと、2本目−3本目と戦略の拡大とともに、ランディングページそのものを増やしていかれるケースもあります。
それだけ、開設のしやすさと運用・改修のしやすさが、ページ数の多いサイトに比べて際立っているからだと思います。
コンバージョンラボとしては、あらゆるビジネス領域でのランディングページ需要が高まっていく中で、従来型の売り込み型だけに終始しない形で、様々な視点からランディングページを構築していくことが重要と捉えています。
・長い目で企業イメージを発信していくブランディングツールとしてのランディングページ。
・ターゲットごとに訴求や見せ方を変えていくマーケティングツールとしてのランディングページ。
・商品やサービスに限らず、採用ツールとしてより簡潔に魅力を発信していくリクールティングツールとしてのランディングページ。
多用な側面から、良いランディングページを追求していきます。
良い商品には、良いランディングページが必要であることを実践を通じて、証明していきたいと思います。
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