KAIZEN REPORTブログ
2026.1.29 | LPデザイン制作の改善
化粧品業界におけるLP制作のポイント-事例から学ぶ構成・デザイン・設計のコツ-

化粧品業界は、数ある業界の中でも特にランディングページ(LP)と親和性が高い分野です。
商品購入を前提としたユーザー流入であるため、1ページ完結で訴求から購入まで導けるLPは、売上を左右する最重要タッチポイントとなります。
ただし、競合性のかなり激しい分野でもあるため、多くの企業がLPを取り入れており、年々差別化が難しくなっています。
そのため、LPを制作する際にも、いかに他社商品と比較して差別化ができるか、商品の魅力がしっかりと伝えられるかも他の分野よりハードルが高くなっています。
本記事では、化粧品業界におけるLPの特徴から制作時の注意点、そして成功事例に共通する構成・デザイン・コーディングのポイントをまとめます。
●この記事の要約
化粧品業界のLPで成果を出すためには、感性に訴えるビジュアルだけでなく、薬機法・景表法を踏まえたロジカルで信頼性のある情報設計が不可欠です。①ユーザーの悩みを起点に「なぜこの商品なのか」という必然性を丁寧に紐解く構成、②成分・開発背景・実績などのエビデンスを通じて安心感を醸成すること、③使用後の変化や理想の肌状態を情緒的に想起させるデザインを掛け合わせることで、競合がひしめく市場においても「選ばれる理由」を明確にしたLP設計が実現できます。
目次
化粧品業界の特徴とLPとの親和性
化粧品業界は、感情訴求×ビジュアル訴求の代表的な領域です。
「使ってみたい」「効果を実感したい」という購買動機を喚起するためには、ユーザーがページを見た瞬間に“自分ごと化”できる設計が欠かせません。
また、以下のような理由から、LPとの親和性が極めて高い業界といえます。
●D2C・ECモデルが主流:広告経由で自社LPへ直接誘導し、そのまま購入・申し込みに至るケースが多い。
●感情ベースの購買行動:感性・デザイン・共感によって購買意欲が変動しやすく、ビジュアルの印象がCVRに直結。
●繰り返し購入(LTV重視)型のビジネス:初回購入をいかにスムーズに導くかが収益の鍵。
●法規制(薬機法・景表法)への配慮が必須:誇張表現や効能表示に注意しながら魅力を伝える必要がある。
こうした特徴から、化粧品のLPでは、薬事規制を考慮した限られた文章表現の中で、商品の魅力伝達を実現できる設計が必要不可欠となります。
化粧品業界の主なビジネスモデルとLPの重要度

化粧品業界の代表的なビジネスモデルは、以下の3つに分類できます。
①D2C・サブスクモデル
自社ブランドがオンラインで直接販売するモデル。
広告(リスティング・SNS)→LP→購入(初回割引・定期コース)という流れが基本。
LPは、ブランドストーリー・成分のこだわり・初回特典を訴求するメイン営業チャネルになります。
② アフィリエイト/インフルエンサーモデル
比較サイト・口コミ・SNSから流入を受け、LPで「信頼+限定感」を打ち出す。
LP内の体験談・ビフォーアフター・専門家監修などが購入決定の後押しとなります。
③ 店舗・サロン併用モデル
オフラインとの併用で顧客を育成するモデル。
LPでは「体験予約」「カウンセリング申し込み」など店舗来店を促す導線設計が重要になります。
いずれのモデルでも、LPは“最初の購入体験”を設計する場であり、広告効果の最大化に直結します。
そのため、構成設計・ビジュアル・CTA文言の精度が、ROIを大きく左右します。
LP制作の注意点(化粧品業界特有のポイント)

①薬機法・景品表示法に準拠した表現
「シミが消える」「シワが改善する」などの効能表現はNG。
「うるおいを与える」「ハリを保つ」「肌印象を明るく見せる」といった許容表現を使用することが基本です。
また、体験談・口コミを掲載する際は、個人の感想である旨を明記しましょう。
②信頼性の演出
ユーザーが「安心して試せる」と思える構成を意識します。
例:
●専門家・美容家の推薦コメント
●第三者機関の検査結果
●使用者数・販売実績・導入店舗数
●無添加・国産・返金保証などのエビデンス表記
③デザイン・ビジュアル面の一貫性
商品のポジショニングやターゲットに応じて、
「信頼感」「品質感」「世界観」が一貫して伝わるデザイン設計を行うことが重要です。
ナチュラルでやさしい印象を重視する場合もあれば、
重厚感のある配色や、かっちりとしたフォントによって
専門性・先進性・高価格帯にふさわしい印象を打ち出すケースもあります。
いずれの場合も、色・フォント・写真・余白のトーンを揃え、
「誰に向けた、どんな価値の商品なのか」が直感的に伝わることで、
ターゲットに応じた信頼感と納得感を醸成することができます。
④導線設計
●LP内完結型を基本に、購入・申込みまでのステップを最小化。
●スクロール中の複数CTA設置(冒頭・中間・末尾)で離脱防止。
●ボタン文言は具体的に:「今すぐ試す」「初回980円で体験」など、ベネフィット+行動を明確化。
成功事例にみる化粧品LPの設計ポイント
最後に、化粧品LPとして売り上げ向上を実現した、弊社の制作例をいくつかご紹介します。
株式会社アドバンスト・メディカル・ケアさま|エイジングケア化粧品

<LP制作にあたってのポイント>
美容皮膚クリニック「東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ」との共同開発で誕生したエイジングケアブランド「MUNOAGE」。
年間1万人の肌悩みに寄り添うするために共同開発された化粧水とクリームはアメリカの先端の美容皮膚現場で使用される高級成分を独自配合。
その独自性の直観的な理解と、うるおい溢れるハリ肌のイメージ想起を促す情報設計を意識したページ制作を実現しました。
ワイズ製薬さま|頭皮の皮膚炎(脂漏性皮膚炎)のための薬用シャンプー

<LP制作にあたってのポイント>
薬用シャンプー「KADASON」は代表様が実際に脂漏性皮膚炎に悩まれていた実体験をもとに、薬剤師と開発した、頭皮の深い悩みに寄り添う商品。
ユーザー目線で開発されたKADASONならではの特徴や、脂漏性皮膚炎を解決に導く配合成分をわかりやすく説明。
また、リリース段階で「共感軸」「商品軸」の異なる2つの訴求軸を用意し、効果検証のタイミングを最速で行えるような進行を行いました。
ヒューマンフローラ株式会社さま|頭皮・毛髪ケア専用のシャンプー/トリートメント/ローションセット

<LP制作にあたってのポイント>
頭皮・全身の肌トラブルと向き合い続けているヒューマンフローラ様の「整菌ラボ」。20年の研究によって誕生した、肌悩みと密接に関わる「菌」の役割に着目し、肌環境を良くも悪くもする「菌」の働きを応援する独自発想を集約した「整菌シリーズ」。
トラブルに悩むユーザーに対して、数多あるアプローチの中で「菌」に着目すべき必然性と重要性をわかりやすく伝えながら、使用後のお悩みをサポートするイメージが想起できるような情緒的なコミュニケーションを意識した情報設計を実現。
K社さま|40〜50代向けの高級スキンケア

<LP制作にあたってのポイント>
お米を原料として、現代の皮膚科学を融合させて誕生した唯一無二の成分を使用し、単なる保湿ではなく、肌が自ら潤いを創り出す力を育むという「独自の提供価値」を軸にLPの構成を企画。
「一時的な潤いでは満足できない」という深い悩みを持つユーザーに対し、唯一無二の成分の「重要性」をロジカルに紐解きながら、使い続けることで肌が根底から変わっていく喜びや、自分自身の肌に自信が持てる未来を想起させる、情緒的なコミュニケーションを意識した情報設計を行いました。また、ブランドカラーの紫に合わせて高級感のあるあしらいや装飾を施したデザインも特徴的なLPです。
Y社さま|赤ら顔/酒さ専用敏感肌化粧品

<LP制作にあたってのポイント>
赤ら顔や敏感肌などのトラブルに悩むユーザーに対し、「なぜ従来のスキンケアでは改善しないのか」という疑問を起点に、最新の皮膚科学知見を背景とした独自の提供価値を軸にLPの構成を設計。刺激を与えにくいオイルフリー設計や無添加処方といった特徴を単なる機能説明に留めず、肌トラブルが起こるメカニズムと結びつけてロジカルに紐解くことで、商品を選ぶ必然性を明確化しています。
また、赤みや刺激に悩まされない穏やかな肌状態や、素肌に自信を持って過ごせる日常といった未来像を想起させる情緒的なコミュニケーションを意識したデザインを行い、機能価値と感情価値の両立を図っています。
化粧品LPで成果を出すために押さえるべき設計・制作のまとめ
化粧品LPで成果を出す鍵は、感性に訴えるデザインと、数字やエビデンスで裏付けされた説得力。
この2軸をバランスよく設計することで、CVR(コンバージョン率)の最大化が期待できます。
もし「商品の魅力はわかってはいるけど、伝え方がわからない」「そもそも今の打ち出しのままでいいのか迷っている」といった課題を抱えている場合は、ぜひ弊社にお声掛けください。
貴社の課題に応じたLP設計・制作・運用まで、ワンストップでご支援いたします。
-
2015.5.7 LPデザイン制作の改善
-
2018.5.28 LPデザイン制作の改善
-
2013.12.27 LPデザイン制作の改善
-
2014.1.9 LPデザイン制作の改善







