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2025.12.23 | LPデザイン制作の改善

【CVX活用講座Vol.41】HTML/CSS編集機能を使って背景色を変更する方法とGoogle GeminiでLPの配色パターンを自動生成する方法

【CVX活用講座Vol.41】HTML/CSS編集機能を使って背景色を変更する方法とGoogle GeminiでLPの配色パターンを自動生成する方法

インハウスLP作成/LPO支援ツール「CVX(シー・ブイ・エックス)」の活用講座は本記事で41回目となります。

今回は「HTML/CSS編集機能を使って背景色を変更する方法」と「Google GeminiでLPの配色パターンを自動生成する方法」についてご紹介します。

CVXでは、HTMLやCSSを直接編集することで、ページ全体や特定セクションの配色を自由にカスタマイズできます。

また、最近ではAIツールの活用により、配色のアイデア出しも効率化できるようになっています。

この記事では、実際にCVXで背景色を変更する手順と、Google Geminiを活用して配色パターンを自動生成する方法をわかりやすく解説します。

デザインを整えたい方や、より効率的にLPをブラッシュアップしたい方はぜひ参考にしてください。

HTML/CSS編集機能を使って背景色を変更する方法

CVXでは、ページ全体の背景色や特定セクション・要素の色を自由に変更することができます。

CVXの編集画面上の「HTML編集」や「CSS編集」機能を活用することで、ブランドカラーや季節に合わせたカラーカスタマイズが簡単に行えます。

「HTML編集」と「CSS編集」は、それぞれ設定の手順が異なります。

この記事では例として、FV(ファーストビュー)部分の背景色を変更する方法を解説します。

前半の手順(色を確認するまで)はどちらの方法でも共通です。

その後の反映ステップから、「HTML編集」と「CSS編集」に分けてそれぞれ説明しています。

【背景色の変更手順】

①ページ編集画面を開く

編集したいテンプレートのページ編集画面を開きます。

②検証ツールを開く

背景を変更したい箇所の上で右クリックし、「検証」を選択します。

すると、画面の下または右側に「検証ツール(デベロッパーツール)」というウィンドウが表示されます。

💡検証ツールとは?

Webページの仕組み(HTMLやCSS)を確認できるブラウザの機能です。

「この部分の色や画像はどこで設定されているのか?」を調べるときに使います。

画面上で確認できる「class(クラス)」とは、ページ内の特定の部分に名前をつけるための目印のようなものです。

たとえば、

<div class="article01-bg">〜</div>

という記述があれば、article01-bgが“背景を管理しているエリア”を指しています。

③背景を指定しているクラスを確認する

検証ツール左上の矢印マーク(要素選択アイコン)をクリックして有効化します。

矢印マークに色がついていれば「有効」、グレーなら「無効」です(クリックで切り替え可能)。

矢印を有効にした状態で、FV(ファーストビュー)の背景部分にカーソルを当てると、右側に該当箇所のHTMLとCSSが表示されます。

今回の例では、article01-bg というクラスがFVの背景として使われていることがわかりました。

.article01-bg {
  background-image: url(../img/pt1.article01-sp-bg.jpg);
}

💡背景を設定しているクラスには、

「background」「background-image」「background-color」といった記述があるのが目印です。

④検証ツール上で色を試しに変更してみる

検証ツール内で、.article01-bg のCSSに以下のコードを追加します。

.article01-bg {
  background: #00acac;

追加すると、FVの背景色がリアルタイムで変わるのを確認できます。

#以降のカラーコードを変更すると、自由に色をカスタマイズできます。

例:#fff(白)/#000(黒)/#f5f5f5(グレー)など。

⑤カラーパネルで色を微調整する

検証ツール内で「background: #00acac;」の前にある色付きの■(四角アイコン)をクリックすると、カラーパネルが開きます。

パネルから好きな色を選ぶことで、実際の見た目を確認しながら調整できます。

⚠️ここからは「HTML編集」「CSS編集」それぞれの反映方法を説明します。

ご自身のやりやすい方を選んでください。

【HTML編集からの設定】

⑥HTML編集画面に反映させる

検証ツールで確認した色を、実際のページに反映します。画面右上の「HTML編集」ボタンをクリックすると、以下のようなHTMLが表示されます。

<div class="article01">
 <div class="article01-bg">
  <div class="article01-contents">
  (以降の記述省略)

この article01-bg の右側に、先ほど検証で確認したスタイルを追記します。

<div class="article01">
 <div class="article01-bg" style="background:#00acac;" >
  <div class="article01-contents">
  (以降の記述省略)

⑦「反映する」ボタンをクリックして保存

右下の「反映する」ボタンをクリックします。

これで、FVの背景色が指定したカラーに変更されました。

【CSS編集からの設定】

⑥ページ編集画面の右上のハンバーガーメニューから「CSS / JavaScript」を選択

右上のハンバーガーメニューをクリックし、「CSS / JavaScript」を選択します。

⑦「Headの最後」にコードを追記

以下のコードを貼り付けてください。

<style>
.article01-bg {background: #00acac;}
</style>

⑧「反映する」ボタンをクリックして保存

右下の「反映する」ボタンをクリックします。

これで、FVの背景色が指定したカラーに変更されました。

💡応用ポイント

この方法を応用すれば、特定のセクション(例:.cv-box や .section01)など、要素単位での配色変更も可能です。

複数セクションを異なる色で区切ることで、LP全体の印象をより整理されたデザインにできます。

Google GeminiでLPの配色パターンを自動生成する方法

「どんな配色にすれば良いか分からない」「時間をかけずに複数案を出したい」

そんなときに便利なのが、Google Geminiを活用した配色パターンの自動生成です。

Geminiでは、テーマや印象などをテキストで伝えるだけで、LPに最適なカラーの組み合わせを提案してもらうことができます。

特にファーストビュー(FV)のような重要なセクションでは、色選びがLPの成果を大きく左右するため、AIを使った効率的な配色提案が有効です。

ここでは、実際の活用例とともに、画像とプロンプトを組み合わせた使い方をご紹介します。

【プロンプトの入力方法(例)】

まずは、Google Geminiに以下のようなプロンプトを入力してみましょう。

今回はファーストビューのワイヤーフレームやデザインテンプレートの画像も併せて提示することで、より具体的で精度の高い配色提案が得られます。

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以下の画像は、ランディングページ(LP)のファーストビューのレイアウトテンプレートです。

このレイアウトに合う、効果的な配色パターンを提案してください。

【依頼内容】

- 使用箇所は「ファーストビュー(FV)」のみ

- 以下4種類の色をそれぞれ提案してください

【配色カテゴリ】

1. ブランドカラー:サイトの印象を決定づけるメインカラー

2. サブカラー:背景や装飾に使う補助的な色

3. アクションカラー:CTAボタンや目立たせたい要素に使う色

4. エモーショナルカラー:感情的な印象を与える装飾やアクセントの色

【目的】

- 新商品「○○」の印象づけと購入喚起

【ターゲット】

- 20〜30代女性、ナチュラル・トレンド志向

【印象】

- やさしさ、信頼感、安心感、おしゃれ

カラーコード(例:#FF9900)付きで3パターン提案し、それぞれの色の使い方も簡単に説明してください。

※画像はこちらです:[←ここに画像を添付]

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【配色パターンのやりとりの流れ】

プロンプトを入力すると、以下のような流れで配色パターンを得ることができます。

・最初に3パターン程度の配色と説明が提案される

  ↓

・画像生成が含まれていない場合、「画像も生成して」とリクエスト

  ↓

・「他の配色パターンも見たい」と追加リクエスト

このように3ラリー程度のやりとりで、かなり完成度の高い配色とビジュアルが得られます。

【実際に得られた配色パターン(例)】

以下は、Google Geminiで生成されたファーストビューの配色イメージです。

【やさしさ&安心感】のイメージ

 → ペールトーンのブルー系とベージュを組み合わせた、柔らかく女性らしい印象

【ミントグリーン系】のイメージ

 → 清涼感とトレンド感のある明るめのグリーン系配色

【イエロー系】のイメージ

 → 明るくポジティブ、健康的な印象を与えるカラーリング

【薄い紫のグラデーション系】のイメージ

 → 透明感・高級感を演出するグラデカラー

【LP全体への応用も可能】

今回はファーストビューに特化して配色を生成しましたが、Geminiの使い方次第では以下のような出力も可能です。

・LP全体のセクションごとの配色パターン

・CTAだけの色設計

・トーンに統一感を持たせた複数案の比較

用途に応じて柔軟に使い分けることで、デザインの効率性とクオリティを同時に高めることができます。

配色変更に関するまとめ

CVXのHTML/CSS編集機能を活用すれば、配色を自由にカスタマイズすることが可能です。

さらに、ChatGPTやGoogle GeminiなどのAIツールを組み合わせることで、デザインの方向性を短時間で複数パターン検討できるようになります。

「配色変更 × AI活用」によって、効率的かつ高品質なLP制作が実現できます。

特にGoogle Geminiを活用すれば、配色を“考える”作業をAIに任せつつ、CVXのCSS編集機能ですぐにビジュアルへ反映可能です。

「トーンを決めたいけど時間がない」「複数案を比較したい」といった場合にも非常に有効です。