KAIZEN REPORTブログ

2014.10.2 | LPデザイン制作の改善

良いランディングページの必要条件

良いランディングページの必要条件 メインビジュアル

 

今回の記事では、良いランディングページの条件について考えてみたいと思います。

 

「世の中のニーズ」と「企業のニーズ」を結びつける

 

ランディングページをつくるということは、「世の中のニーズ」と「企業のニーズ」を結びつける作業だと改めて感じています。

 

もっと言うと、あるニーズ(悩みや願望)を持っている人(=ユーザー側とします)と、そのニーズに見合う商品・サービスを持っている企業(=企業側とします)を結びつけることです。

 

なぜなら、ランディングページを制作する際に重要なのは、自社の商品やサービスを魅力的に伝えるための情報設計がカギとなるからです。この情報設計を弊社では「情報デザイン」と呼び、商品やサービスに関する情報を、ユーザーにとって魅力的に思ってもらえるように伝える事で、コンバージョンへと導くことができると考えています。

 

そして、より良いランディングページを作り上げるためには、深い商品理解、ユーザーニーズの理解、緻密な市場調査を元にした、高度なマーケティング力が必要不可欠なのです。

 

ここで、ポイントになってくるのが、ランディングページをつくる際には、ユーザー側・企業側、どちらの視点に偏りすぎてもいけないということです。

 

ユーザーの悩みを理解しているということを伝えて共感してもらう、それでいて、企業側の視点での強みをユーザー目線に置き換える。まさにユーザーと商品・サービスの接点を絶妙に生み出せるかどうかがコンバージョンに結びつくランディングページになるかのポイントだと思います。

その意味では、両方の視点を行き来しながらでないと効果的なメッセージやビジュアルは作れないでしょう。

 

これらのことは、ランディングページに限らず広告全般における基本的な考え方かもしれません。

しかし、実際に作る側に回ると、企業側が伝えたいことだけに偏ってしまいがちになることは非常に多いと思います。

 

 

とにかくすべての魅力を伝えたいという思いから、返って情報を詰め込みすぎて何を伝えたいのかわからない、そんなランディングページは実際にたくさんあると思います。

 

でも、そのメッセージが本当にユーザーにとってのメリットやニーズに応える強みになりえていなければ魅力的なメッセージにはなりませんし、ユーザーの心には刺さりません。

 

ましてや、ランディングページに限らず広告と言われるもの全般に通じますが、広告はご存知の通り、ユーザーが瞬間的にしか見てくれないものです。

 

特にランディングページは、ユーザーの気持ちを瞬間的に捉えてる広告的要素とそれでいて、下に続くコンテンツへとスクロールし続けてもらわなくてはいけないという読み物的要素も持った特殊な広告です。

いわゆる雑誌や新聞などのワンビジュアルの広告よりも興味を持たせて、更に読み進めてもらうという特徴を持つランディングページには、ユーザーと企業の接点をしっかり構築することがより重要になります。

 

ですから、単にデザインがいいというだけではコンバージョンは上がりませんし、動きがカッコイイからといってもコンバージョンがあがるわけでもありません。

 

 

コンバージョンに結びつくランディングページとは?

 

コンバージョンの前提にあるのは、ユーザー目線と企業の商品・サービス強みを綿密に結びつける視点での訴求内容・コンテンツ・シナリオの設計・開発にあると思います。

 

 

例えば、シャンプーのランディングページを作成する場合、ユーザー目線を以下のステップでシナリオに落とし込むことができます。

 

例)想定ユーザー:髪の毛のパサつき、ボリューム不足に悩んでいる女性

 

1:想定ユーザーが共感するような、髪の毛の悩みを伝える。

例)毎日鏡をみて、最近自分の髪の毛がパサついてたりボリュームが無くなったりと自信がなくなると外をでかけるのも嫌になりますよね。かといってエステや美容器具も高いし、そもそも何がいいのかもわからない人も多いかと思います。

 

2:その悩みを解決できることを客観的に伝える。

例)そんな女性の多くが抱えるパサつきやボリューム不足といった髪の悩みをご自宅で簡単に改善できる商品がこちらになります。この商品の成分には頭皮に直接栄養を与え、うるおいを保つサポートを促すことができるので健康にな髪の毛が育ちやすく、毎日鏡を見るのが楽しみになります。

 

その上で、それを的確に表現するデザインとユーザーにとって邪魔にならずにユーザビリティ上、必要な動きを実装させること。それらが組み合わさってはじめてコンバージョンが出るのだと思います。

※もちろん、その前提として、商品やサービスが本質的に良いものでなければいけないのですが。

 

まだまだ一般的なランディングページのイメージとして、ついつい、「売り文句の強い1ページのWebサイトでしょ」と思われがちです。

 

ですが、ランディングページは、1ページのWebサイトというよりは、あくまで広告ページです。実際には、多くの企業が多大な広告費をかけて集客を行い、その受け皿のページとして活用しています。まさに、売上を大きく左右するインターネット上の集客・売上装置です。

 

かつ、最近ではパソコンだけでなく、スマートフォンなどのデバイスが普及したことで、ユーザーのパーソナルスペースで表示される最強の営業マンであるとも言えます。

 

ですから、膨大に広がるインターネットの世界に、出来る営業マンにいてもらうか、そうでない営業マンにいてもらうかで成果は大きく変わります。

 

24時間がんばりつづける営業マン、それが優秀なランディングページだと改めてコンバージョンラボでは考えています。