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2026.8.6 | LPデザイン制作の改善

スクロールの手を止めさせる!ユーザーの共感を呼ぶLP構成チェック7原則【共感編】

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ファーストビューで「何のサービスなのか」を正しく伝えることは、LPの成果を高めるうえで欠かせません。しかし、CVRを改善するためには、ファーストビューだけを見直せばよいわけではありません。

ファーストビューで興味を持ったユーザーも、その後のコンテンツに自分との関係性を見いだせなければ、すぐにスクロールを止めて離脱してしまいます。ページを読み進めてもらうためには、サービスの特徴やメリットを説明する前に、「これは自分の悩みに関係する情報だ」と感じてもらうことが重要です。

そこで欠かせないのが、ターゲットの悩みや置かれている状況を具体的に描く「共感」コンテンツです。ユーザー自身の経験や感情と重なる内容を提示することで、ページへの関心を維持し、その先の解決策やサービス紹介へ自然につなげることができます。

本記事では、ユーザーの共感を引き出し、ページ下部のコンバージョンエリアまで読み進めてもらうためのLP構成と、具体的な改善ポイントを解説します。

この記事の要約

  • スクロール継続の鍵は「共感」にあり: ファーストビューの直後に「これは自分のことだ」と自分ごと化させることが、スクロール到達率アップの絶対条件です。
  • 見慣れた「くどいお悩み」は逆効果: チェックボックスの乱用や不自然なイラストは「見慣れたLP感」を生み、離脱を招きます。インサイトの言語化とデザインの緩急が重要です。
  • 7つの品質チェック原則で構成をブラッシュアップ: 感情にシンクロするビジュアル、Before/Afterの可視化、流し読みを止める視線フック、解決策の「登場感」など、具体的な改善施策を解説します。

なぜLPの成果は「共感セクション」で決まるのか?

アクセス解析やヒートマップを確認すると、多くのランディングページでは、ファーストビューを通過した直後、特にセカンドビューから「お悩み」セクション周辺にかけて、離脱が大きく増える傾向が見られます。

「お悩み」セクション周辺から離脱が増加する

コンバージョンラボでは、ユーザーが広告に触れてから行動に至るまでの思考プロセスを、次の4つの段階で捉えています。

【認識 ➔ 共感 ➔ 納得 ➔ 行動】

ファーストビューの役割は、「これは何のサービスなのか」「自分にどのようなメリットがあるのか」を正しく認識してもらうことです。

そのうえで、続くセカンドビューでは、ユーザーが「この情報は今の自分に関係があるのか」「この先も読み進める価値があるのか」を無意識のうちに判断しています。

この段階で重要になるのが、「共感」です。

ユーザーが抱えている悩みや置かれている状況を具体的に示し、「これはまさに自分のことだ」「自分の悩みを理解してくれている」と感じてもらうことで、初めてその先のコンテンツを読む理由が生まれます。

反対に、ユーザーが自分との関係性を感じられないまま、商品の特徴や機能、実績などの説明が始まると、「自分には必要のない情報かもしれない」「よくある営業ページだ」と判断され、離脱につながります。

ページ後半に優れた商品・サービスの特徴や導入事例、実績といった「納得材料」を用意していても、共感の段階を通過できなければ、そこまで読んでもらうことはできません。

つまり「共感」は、単にユーザーの気持ちに寄り添うための要素ではなく、ファーストビューで生まれた関心を、解決策やサービスの価値を伝えるコンテンツへつなぐための重要な架け橋になっていると言えるでしょう。

本記事では、コンバージョンラボが定義する「ユーザー心理の4ステップ(認識 ➔ 共感 ➔ 納得 ➔ 行動)」のうち、【共感】フェーズを最適化する7つの品質チェック原則を解説します。

自社LPのスクロール到達率やCVR(コンバージョン率)に課題を感じている方は、ライティングや画面設計を見直す際の参考にしてください。

ユーザーの共感を呼ぶLP構成チェック7原則

原則1:ペルソナのインサイトの言語化

「売上が上がらない」「時間が足りない」といった表面的な問題だけを並べても、ユーザーの心は動きません。

重要なのは、ユーザー自身も薄々感じているけれど言葉にできていない深層心理や葛藤を具体的に言語化することです。

NG例(表面的):「集客がうまくいかなくてお悩みではありませんか?」

OK例(インサイト):「広告費を増やしても反響が増えず、施策のどこに原因があるのか分からず焦っていませんか?」

「そうそう、まさにそれが言いたかった!」と思わせる一文を提示することで、一気に親近感と信頼感が生まれ、スクロールを促す動機が形成されます。これは人と人の対話の中で生まれる共感に近しいものだとコンバージョンラボは考えています。

原則2:定番お悩み表現の「くどさ」排除と緩急

「こんなお悩みはありませんか?」という見出しに続けて、チェックボックス付きの悩みを長々と並べたり、頭を抱える人物のイラストをいくつも配置したりする構成は、多くのLPで繰り返し使われています。

そのため、ユーザーにとってはすでに見慣れた表現となっており、内容を詳しく読む前に「よくある営業用のLPだ」と判断されてしまう可能性があります。

本来、お悩みセクションは、ユーザーに「これは自分のことだ」と感じてもらうための重要な共感コンテンツです。しかし、悩みを必要以上に並べたり、感情を強調するイラストを過度に使用したりすると、ユーザーに寄り添うどころか、売り手側から一方的に不安をあおられているような印象を与えかねません。

伝えたい悩みを絞り込み、ターゲットが実際に感じている不安や迷いを自然な言葉で表現することが重要です。過剰な演出を避け、ユーザー自身が無理なく自分の状況と重ね合わせられる見せ方を意識しましょう。

お悩みセクションにおけるくどさの排除とメリハリ(緩急)のレイアウト比較図

お悩みの項目数は最大でも3〜4つに厳選し、強弱(太字・カラー強調)をつけて緩急をつけることで、ストレスなく読めるデザインに整えましょう。

原則3:共感を生むペルソナの「感情・表情」の一致

お悩みセクションで使用するビジュアルは、単にターゲットの年代や性別を合わせるだけでは不十分です。ユーザーが今抱えている「モヤモヤ・焦り・不安」といった感情・表情とシンクロしているかが重要になります。

ユーザーの心理・感情にシンクロするペルソナ写真の比較例

自分と同じ悩みや感情を抱えている人物ビジュアルを目にすることで、ユーザーは「このページは自分の気持ちを分かってくれている」と一気に感情移入(自分ごと化)します。

原則4:情緒的変化の可視化

ユーザーが求めているのは、商品の機能そのものではなく「商品を使った後に自分がどう変われるか」です。

スペックの数値的変化だけでなく、「抱えていたストレスや不安が解消され、どう晴れやかな気持ちになれたか」という情緒的変化(Before/After)をビジュアルとセットで可視化しましょう。

Before:複雑なツール操作と数値分析に追われ、残業続きで成果も出ない状態

After:直感的なダッシュボードで一目で課題が分かり、定時退社しながらCVR1.5倍を達成

「変化後の未来(ベネフィット)」がひと目でイメージできる対比構造を作ることで、解決策への期待感が高まります。

原則5:ハイスピードな「流し読み」の手を止める視線フック

LPを訪問するユーザーの多くはスマートフォンで閲覧しており、ハイスピードで流し読みしています。

単調なテキスト配置のままだと視線がすべり、スクロールの指が止まりません。流し読みの指をピタリと止めるには、視線が自然と引っかかる「視線フック」の設計が必要です。

伝えたいキーフレーズだけに太字・マーカー・アクセントカラーを用い、サッとスクロールしただけでも「悩みの中身」が直感的に理解できるメリハリを作りましょう。

原則6:解決セクション・新サービス登場時の「登場感」

共感セクションでしっかり悩みを提示した直後は、それを解決する自社サービス・商品の提示へと繋がります。

ここで「解決策の提示」が弱く地味だと、せっかく高まったユーザーの期待感がしぼんでしまいます。

「この課題を解決するのが、〇〇です!」という転換点では、ロゴや商品画像、インパクトのある背景デザインを用いて華やかな「登場感」演出を行いましょう。ユーザーの意識を「共感」から「解決策への興味(納得)」へと一気に引き上げることができます。

原則7:思考を途切れさせない「1スクロール=1メッセージ」の閲覧テンポ

スマホでLPを見ている際、お悩みの見出しだけが見えて本文が途中で切れていたり、コンテンツが冗長に続いていると、ユーザーは思考を分断されて離脱の原因になります。

「お悩みの提示」➔「その原因」➔「解決策の予告」といったストーリー展開において、1回のスクロール(1画面表示)ごとに1つのメッセージが完結するテンポ感を意識しましょう。

画面のスクロールごとに情報がスッキリ整理されて展開していくリズムを作ることで、ユーザーはストレスなく滑らかにページ下部へと読み進めることができます。

ユーザーの共感を呼ぶLP構成チェックシート(まとめ)

今回ご紹介した7つの原則は、セカンドビューでの離脱を防ぎ、最下部(フォーム)までの到達率を高めるための強力なチェック基準となります。

・表面的な悩みではなく「インサイト」を突けているか
・見慣れたくどいお悩み演出を避け、洗練された緩急をつけているか
・スマホでのハイスピードな流し読みを止める「視線フック」があるか
・思考を途切れさせない「1スクロール=1メッセージ」の閲覧テンポになっているか

「ファーストビューは通過しているのにフォームまで到達しない」「スクロール率が低い」とお悩みの際は、ぜひ以下の「共感セクション品質チェックシート」を活用して自社LPを診断してみてください。

ユーザーの共感を呼ぶLP構成チェックシート

セカンドビューでの離脱を防ぎ、フォームまでのスクロール到達率を高めるために、 自社LPの共感セクションを7つの観点から確認してみましょう。

チェック項目 診断基準 チェック
1 ペルソナのインサイト言語化 表面的な課題だけでなく、ユーザー自身も意識していない深層心理や本音を突けているか?
2 お悩み表現の「くどさ」排除 チェックリストの乱用や過度なイラストを避け、悩みを3〜4項目に絞った緩急のあるデザインになっているか?
3 ペルソナの感情・表情の一致 ターゲットの年代や性別だけでなく、抱えている悩み・焦り・不安とシンクロした人物画像を使用しているか?
4 Before/Afterの情緒的変化 単なるスペックや数値の変化ではなく、商品・サービスの利用後にどのような前向きな状態になれるかが可視化されているか?
5 流し読みを止める視線フック 太字やマーカー、アクセントカラー、アイキャッチの配置によって、高速スクロールでも要点が目に入る設計になっているか?
6 解決セクションの登場感 お悩みへの共感からサービス提示へ切り替わる場面で、期待感を高めるコピーや視覚的な演出が用意されているか?
7 1スクロール=1メッセージ スマートフォンで閲覧した際、1回のスクロールや1画面ごとに情報が完結し、思考を途切れさせないテンポになっているか?

ランディングページの新規制作・改善のご相談

お悩みセクションの構成やコピーの切り口、デザインのメリハリを少し見直すだけで、ページのスクロール到達率は大幅に向上します。

コンバージョンラボ(株式会社ポストスケイプ)では、累計600案件以上のLPO支援・制作実績に基づき、ユーザー心理(認識 ➔ 共感 ➔ 納得 ➔ 行動)に沿った戦略的なLP制作・改善を行っています。

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