KAIZEN REPORTブログ
2013.4.19 | LP運用レポート
ランディングページの最終ゴールは、問い合わせの数か、質か?
今回の記事では、「ランディングページの最終ゴールは、問い合わせの数か、質か?」をテーマに事例を交えてお伝えしたいと思います。
ランディングページ構築事例ー販促支援のランディングページー
こちらのランディングページを2012年7月から2012年11月(約4ヶ月間)の間に制作・運用を行いました。
女性客の視点で、専門コンサルタントが販促支援を行いますという同社のサービス。
LP制作に着手する前にクライアント様からは、「問い合わせの数を増やしたい。そうすれば成約ができる。」
というご依頼のもと、同社サービスの強み・特徴の整理と問い合わせ獲得までの展開ロジックをつくり、ランディングページ制作・運用を開始しました。
結果は、4ヶ月で問い合わせ総数30件に対して、成約は1件。
CPAは約7,000円です。
限られた予算の中で、問い合わせの数を工夫して増やしてみても、問い合わせ後の成約にはなかなか結びつかず、最終的には運用を終了せざるを得ませんでした。
制作・運用結果に対する考察
成約に至らない原因は、1つだけではありませんが、
・商品・サービスの問題
・営業力の問題
・価格帯の問題
問い合わせの数をとにかく増やすということも大事ですが、問い合わせ後の成約までのシナリオと営業プロセス。ここに課題があり、クライアント様とのやりとりの末、そもそもの提供するサービス内容自体を再構築することに。
※今回のケースでいけば、コンサルティングという抽象度の高いサービスをできるだけ分かりやすく伝えるランディングページを目指しましたが、一番大事な成約というところまでの強いアシストを残念ながら行うことはできなかったということです。
意識した点は、
・ターゲットをとにかく絞り込む
→小売業に特化
→男性経営者の興味・喚起を狙う
・どんなサービスを提供しているのか
→事例内容の具体化
(※特に、ここを一番強く意識しました。)
実践した結果、問い合わせの数が増えれば、売れる。というのは、
問い合わせ後の商品・サービスがお客様にとって
・買いやすい内容(=買う価値のあるサービス)までしっかり設計できているかどうか。
・買いやすいプロセス(=今買った方が良い理由)までしっかり設計できているかどうか。
ここまで具現化できているかどうか。
(簡単なようで、実際の成果が出る形まで落とし込むのが一番難しいところかもしれません。)
改めて、同社の新サービスが出来た時には
問い合わせの質 > 問い合わせの数
という考え方でランディングページのロジックを組み直そうと思います。
商品・サービスや置かれている市場環境によってアプローチ方法が全く異なるので、ランディングページのマーケティングは本当に奥が深いです。